バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

Age Factory GOLD TOUR@高知X-pt.

愛が止まらない!!!!!ので!!!!!全部ここにぶちまけるぞ!!!!!!!!!!うわああああああい

 

◆Age Factory本当に最高でした

冒頭の『GOLD』で泣きながら拳を振り上げたアラサー女子は私だ。

GOLDのツアーだから当たり前かもしれないんですけど1曲目に『GOLD』、本編最後に『TONBO』をやってくれたのが本当に嬉しくてですね...

そんな小さな事でもGOLDというアルバムを聞いてきてよかった、この人達の音楽に着いてきてよかった、と思ったのです。

以下いろいろ考えた事の備忘録。

 

◆他のバンドと何が違うねん、という話

さよならポエジー、ハルカミライ共に初見だったんですが、やっぱりAge Factoryには叶わないっすよ。強いて言うならさよならポエジーのベースが『バンドはスポーツ』感があってわりと好きでした。わかりますかこの感覚...

個人的にTHE NINTH APOLLO系列どうも刺さらんのよなー。Age Factoryよく一緒にツアー回ってますけど。この前の松山のyonigeとの対バン然り。なんでだろ、年代が近いからでしょうか。

Age Factoryは何が結局他のバンドと違うのかと言うと、【間】とか【空気感】なのかなぁと思ったり。誰も、一言も、発してはいけないような緊張感を作れるか、という話。あの瞬間が大好きなのです。日本人て基本的に空気読みなので、そういう間って居心地悪くなるんですよね、だからあんまり好きじゃないし作りたがらないんですよ。

その間を恐れず作れるか。それでもあの【間】ってある意味で自分たちの音楽に有無を言わせない時間だと思うのですよ。

わたし無駄なMCするバンドは好きじゃないのです、アマチュアバンドによくある話。基本的に無駄な話するとステージの空気が冷めるから。

30分間ぐらい冷まさずに走り切れやと思ってしまう。皆さんも意識して見てみて下さいね、いいバンドはMCで無駄な事言わない。これ定石。だと思っている。

 

◆【力こそ全て】感がたまらん

セトリ覚えられるほど器用な人間じゃないんですけど、序盤5曲のパワーセトリほんとよかった...これぞAge Factoryという感じ。

『GOLD』、『HUNGRY/猿』、『WORLD IS MINE』、『CLEAN UP』、『Puke』だったかな。『GOLD』でマジ泣きしてたんですけど涙引っ込んだ。「あこれ泣いてる場合じゃないやつだった」って。

メンバー全員の目付きがほんと人殺しのそれでやばかった...完全にキマった眼をしてました。最の高。

何時ぞやの松山で「Age Factoryキレとったんやろ?」という噂が出回ってましたがあれがデフォルトなんですね。松山の時はSunny car washとの一件もあったので(こちら参照⇒‪ https://basement-times.com/sunny-car-wash/‬)とも思ってたんですけど『Puke』見て思いました、この曲ではあれがデフォルト。GoGo32ビート。

エイスケさん唾吐いたりして前よりガラ悪くなってたぞ...「クソみたいなバンド」ディスりは前もしてたんですけど「俺にとっては無駄な時間でしかない」みたいな事も言ってたような...

一応その後ちゃんとフォロー的な物というか、他バンドの関係性のある話してたのでパフォーマンスという事で良いでしょう。

そんな冒頭5曲セトリを見せてもらった結果、先程のさよならポエジーのベースの話もありますが、バンドってほんと体力勝負だな...って思う今日この頃。相方のベースとマジでジムでも通おうかという話をしています。

 

◆エイスケ氏の進化がヤバい

「俺みたいに頭丸めて来い」って言ってる奴の横がドえらいロン毛。最初に丸めるべき存在なのでは。

でも坊主にしてからルックス的にAge Factory3人の魑魅魍魎感が増したと言うか。出所後のあんちゃんみたいな坊主と片側刈り上げのドえらいロン毛、一番見た目普通の金髪のにいちゃん。3人の風貌の方向性が違いすぎる。だがそれがいい

閑話休題、『白昼夢』とか『million』みたいな曲にエイスケさんの弾き語りの経験値が生かされているのだろうなあと思うたのです。スロウに響かせながら歌い上げる表現力とでも言おうか。

決して喉が本調子では無さそうな中で、声の掠れすら倍音のような響きを持っていた事に驚きました、という話。

以前までってあんまり歌い上げる曲をライブでやる印象がなかったので(客側も多分求めてなかった)、やっぱり進化してるな、むしろ深化してるな、と思ったのでありました。

 

あと、最近歌詞の色気がヤバい、という件が私の中で話題に。『Yellow』の歌詞が地味に色気のある歌なのですが曲調の疾走感の方に目がいって意外と気付いてない方多いのでは。

とはいえ『Yellow』の歌詞はなんというか...こう...概念的、抽象的な感じ、の物なんですけど『Moony』とか『See you in my dream』、『TONBO』とか聴いてると邪推して大変申し訳ないんですが

「おまえ女となんかあったか?」

と言いたくなる気持ちに。本当にすいません。

なんというか『Yellow』に比べると、実体がちゃんとあって、温度感のある生身の女の子と彼が対峙している感じがあるんだよなあ...ただここで大事なのは「清水エイスケの横にいる女性像の想像が全くつかない」という点。彼の好みの女性、全然想像付かなくないですか?ごめんなさいねこれ多分本当に個人的な解釈なんだけど。

ただ、だからこそあんまり曲として生々しくなってないので、本人そのものが色気として纏っているのかなあと思ったりしたよ。昨日のエイスケさんは狂気と色気が綯い交ぜになる瞬間が時々あってとても素敵でした。

 

◆いろんな曲の良さを再認識する

こういうのが生のライブを見る1番の醍醐味なのかなぁと思うんですけどね。

『白昼夢』の曲の創りが4拍子と2拍3連を織り交ぜていて面白いなあ、とか、『See you in my dream』の煌びやかさとか、帰りの車で夜の高速道路を飛ばしながら聴く『Tours』が最高だな、とか。

あと今回のGOLDは今までに比べると聞き手の参加しやすい曲が多いなって改めて思いました。

アンセムだけじゃねえんだよな、全部全部血潮の通った歌作ってるんだもんな、という総括でした。

 

 

あ~~~~~~~~ほんと最高のライブ見せてもらいました。地方でも、客が100人入ってなくても、全身全霊で音を鳴らしてくれているのですよ。嬉しいなあ。ありがとうございます。

昨日の高松も行っときゃ良かったかな、今日の岡山も行っときゃ良かったな、と思うけど行けないのが厳しい現実。

わりと岡山は本気で行こうかと思いましたけど。ライブ終わった瞬間にはもう1回通しで見たかったので。お代わりお代わり!!!

この気持ちを次に見れる時まで大事にしようと思います、そうしたら次見るライブも最高になる。

願わくば数年前のように私たちの力で松山に呼びたいのですけどね、大人の事情とかなんだかんだあるんだろうけど知らん。しかし逆らう事は出来ん。まだまだ無力です我々。精進するのみ。

昨日のエイスケさんの話ではないですが、Age Factoryこそが、今の私たちにとって『ライブをしたくなるバンド』なのです。その限り聞き続けるよ。