バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

R社を退職したので得た知見を書く

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近しい人たちには前々からお話をしてたのですが、約3年半お世話になったR社を先月末で退社しました。元々契約社員雇用だったのでまあ無事契約満了退社という形です。

長かったようで短かったようでやっぱり長い3年半ではあったなあという感じ。前前職の2年間よりは非常に実りある期間だったと思っている。

というわけで3年半在籍してみて私なりに考えたことや学んだことを置いといてみます。

なんやかやで現在R社にいる人やR社への入社を考えてる人に届いたりしたら面白いなあと思うし、実際R社どうなのよ、って人とかも暇つぶし程度に読んでもらえたらいいかな。

あと20代後半にもなると将来のこととか考えだす人もやっぱり周りに多くて、そんな人の為に参考になりそうなものもちょこっと置いときます。

 

◆大前提として自分を知るの本当に大事

3年半で得た一番大きなものはやっぱり新しい自分のことをいっぱい知れたということでしょうか。自分は何が得意で何が苦手で、何が好きで何が嫌いで、何が向いてて何が向いてないか。これ全部違う話なんだよな。みなさん自分のコレ、全部言えます?

大学出て2年働いたくらいの私ってほんとに自分のこと何も知らなかったんだなと思う。そういうことを学ばせてくれた環境が一番有難かったかもしれない。R社に入ってよかったなと思うのは何よりもそこです。これ就活の時とかもっとちゃんとやれるシステム作ってくれよ国さんよお。

そういうのを知る為にいろんな診断とかを社内研修(必須)でよく受けてました。そんなので定型に人間を全員当てはめようとするのがナンセンス、ってうちの同僚は言ってたんですけど私はわりとそういうの嫌いじゃなかったよ。生きるの簡単じゃない?その方が。それを負担の軽減と取るか思考の停止と取るかは人によるかもしれませんけど。

私にとっては負担の軽減だったな、ただでさえ生きてりゃ目の前どんどん靄がかかるみたいになっていく人間なので。脳みそも視界もクリアにして生きたい。

ということで以下研修とかで知った役に立つ物のご紹介も一緒にしていきます。併せて見付けた自分の発見の話になると思います。

 

◆とりあえず全員ソーシャルスタイル診断は受けろ

これマジで一番役に立ちました。説明は以下のリンクを読め。

https://next.rikunabi.com/journal/20151203/

ちなみに私はエクスプレッシブ寄りのドライビングです。

文字通り入社後半年~1年ぐらいにいろんな人とコミュニケーション障害起こして頭ぶつけまくった私を救ってくれたヤツです。ぱっと見性格診断みたいな感じなのでライトに出来ていいかもね。

面白いのはこれ『自分が見た自分』と『人からみた自分』にズレが発生するところ。『自分からみた自分』のコミュニケーションしか取らなかったらそりゃ齟齬があるわな、って話です。

自分と相手がどれかわかったら、相手に合わせる。これのもう1つ大事なポイントここ。診断だけして終わっちゃ意味がない。

相手に合わせるのがコミュニケーション得意な人の特技なんだと思うんですけど、これまではいざそれ真似しようとしても具体的な方法がまじで分かりづらいし言語化しにくいポイントだったので、それをはっきり明確にしてくれてるあたり、そういう意味でもこの診断は優秀だと思っています。

 

◆苦手を伸ばさず長所を伸ばせ

この言葉は本気で私を救ってくれた言葉だと思っている。

営業嫌いな私が3年半頑張り続けられたのはこの言葉のおかげです。逃げることは退化ではなく前進である。違う方向に進んでいるだけ。本当にしんどかった前前職を退職したのは間違いじゃなかったんだよ。

そんでその自分の苦手とか長所とかを見つけるのに使ったのがこれです。『ストレングス・ファインダー』というやつです。34種類の資質から、自分の傾向として強い資質をランキング化してくれる診断です。

これは残念ながらお金かかるけどいろいろ悩んでる人はぜひやって欲しい。

https://heart-lab.jp/strengthsfinder/sf-manual/

ネットでもできるんだけど私は本買ってやりました。ネットの方が手軽なんだけど解釈がいろいろ種類あるから本読みながらやる方をおすすめします。

肝心の結果をあんまり明確に覚えてないんだけど、『収集心』『内省』が2トップだったのははっきり覚えてる。あと『規律性』とか『慎重さ』だったかな…どう考えても営業向きじゃなくて笑ったわ。

他の営業のメンバーは『コミュニケーション』とか『競争性』とか『目標志向』とかそんなんだったのに、私のは要は『情報集めて1人でそれをふんふん言いながら眺めてずっと考え事してる』のが得意だと出たわけです。

これで私は2度と営業職はやるまいと誓いました。向いてるのかもしれないけど得意じゃねえ。

 

◆働き方もいろいろあるよ

あと一応最後に紹介しとくのはR-CAPかなあ。がっつりR社御用達のやつなのであんまり推したくはないんだけど。お金もかかるし。

http://r-cap.riasec.co.jp/

適職診断プログラムなんですけど、『働く』ということにおいて自分がどう考えているのか細かく分析してくれます。何を大事にして働きたいのか、どういう働き方があってるのか、実際じゃあどんな職業があるのか、とか。

今までやった仕事はもうやりたくなかったんですけど、それ以外の職種をほんと知らなかったんですよ。ぶっちゃけこの歳になっても私の知らない職業とかいっぱいあるんですよ。

あと松山だとフリーランスっていう働き方のハードルがめちゃくちゃ高いと思ってたんですよ。カメラマンとかデザイナーとか…特殊なソフト使える奴じゃないと駄目だと思ってたんですけど、幸いにも私のやりたいこともフリーで出来ることなんだなってR-CAPを使った研修で知れたので、もうそれやるしかねえじゃん!という感じでフリーライターになる!と一念発起し今に至るわけです。

 

◆何より大きな気づきだったこと

自分が当たり前だと思ってる事は人にとって当たり前じゃないし、もしかしたらそれは自分の才能なのかもよ、っていう話。

私が在籍した頃の会社はやることが職種で分担されてなくて、営業で商談とか目標売上追いかけたりしながらホット〇ッパーを毎月毎号編集したりしてたわけです。うちの会社の業務量が多いといわれる所以はここ。普通は分けられてるんだね、会社入ってしばらく経つまで知らなかったね。

私の場合は元々編集とか広告とかメディアに携わる仕事をしたくて、数字追いかける仕事は嫌だったけどやりたいこともやれるなら、と思って入社してなんとか満期まで走ってきました。

結果やりたいことの実績や経験も得られているのでオールオッケーだし、周りを見ながら気づいたのは『文章が書ける』ってどうやらある種の才能らしい、ということ。そうやって言ってくれる周りの人に恵まれたというのも大きいんですけどね。

おかげで私は文章を書くことを仕事にしようと思えました。さあ次はこれで食っていけるようにすることがまずまずの目標です。

 

私は前から常々欲しい物は全部手に入れると公言していて、バカにされようとも、舐めたことを言うなと怒られても、ずっと本気でそう言い続けてきました。

バンドしながら仕事を続けることもそうだし、バンドもちゃんと続けながらメンバーと恋愛して結婚することもそうだし、仕事も諦めで選びたくなくて自分のやりたいことをちゃんとやりたいし、一方で人の下で働きたくねえから家で仕事する、というのもそうだし。

誰よりもどこまでも強欲に生きた結果がこれです。私は全部手に入れて今めちゃくちゃ幸せに生きてます。

大学の時は自分の持ってたコンプレックスが増長するばっかりで、モラトリアムという言葉にしがみ付いて大人になりたくなくて、一時期は毎日死のうと思ってたのになあ。

ていうかなにより、自分がやりたいことだからそれで不幸せになるはずはないもんな。手前の責任背負って自由に生きるってきっとこういうことだな。

なんとなく生きてきた自由の身と一緒にしてくれるな。

 

人の生き方にとやかく言うつもりはないし、人の幸せもきっとそれぞれなんだけど、みんなちゃんと幸せに生きてんのかなあと思う今日この頃。幸せならそれでいいけど。

幸せなら幸せだってちゃんと言おうぜ、嘘でもいいから満たされてるように見せておくれ。

誰だって生きてりゃいろいろあるししんどいし辛いし死にたくなることもあるし、けどいつかそうやって頑張った分の見返りぐらいは自分で用意してやろうね。自分で用意しなきゃ誰もご褒美なんてくれないよ、頑張って生きることは当たり前だもの。

欲しいものは欲しいって言おう。やりたいことはやりたいって言おう。

せっかく大人になったんだから、楽しく生きようや。


怒髪天、もっと!もっと!愛されたくて35年。トリビュート「オトナノススメ~35th 愛されSP~」Music Video