バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

秋の夜長と最近のあれやこれや

ついさっき帰宅してポスト覗いたら前の会社からの最後の郵便物が来てました。月曜日に振り込まれる手切れ金(違う)の明細です。

思ってたよりお金入りそうでにんまりしてしまった…いやでも比較的すぐ飛んでいくんだよな…そんでもって来年の税金がやばいから(手切れ金のせいで年収が100万円ほど上がってしまう為)とはいえ貯蓄しておかないと死ぬ。

あと切り替えた任意継続保険の初回振り込み用紙も届いてました。その2ヵ月分だけですでに5万円近く飛ぶんだよなあ…人間が1人生きるだけでどれだけお金が掛かるんだこの国は。かと言って保険証ないと常備薬入手できなくて死ぬのでどれだけ文句を垂れようと手に入れるしかないんですけどね。

手切れ金の使い道は2月末の結婚式代に一部と、年内には手に入れたいカーリースの頭金20~30万円ほど、あとクレジット調子乗って使いすぎたので6万円、旦那の誕生日に買ったコート代5万円、ジム継続代8万円…いったんそんな所か。あ、カメラも買おうかと思ってたんだわ。ちゃんとしたやつ。イラレとフォトショも欲しい…結局まあまあの出費になるやんけーけーけー(エコー)。

お金が全てとは言いませんが、あればあるだけ争いも起こらず心に余裕も出来て世界は平和になると思う今日この頃。マネーイズ大事。

 

肝心のお仕事もありがたいことに少しずつ案件が増えてきて、徐々に私のスケジュール管理力とタスクマネジメント力が試されるようになってきています。

来週が死ぬほど忙しいんじゃ…基本土日祝はあんまり仕事しないようにしてるんだけどちょっと稼働しないとこのままじゃ終わらん。

11月からの案件が1件増えるのでそのスカイプ会議と、地元の出版社との打ち合わせ1件、マニュアル待ちが1件。

現行の案件音楽系3000字が4本と飲食店紹介350文字×20店舗(これが地味に手間)。あと通常通りジムとドラムレッスンにも行き、合間見つけてハロワと市役所。そうこうしていたら10月終わり。はやい。

この調子だと年内がまじであっという間に終わるな。忙しいのはいいことですけどその分ちゃんと収入が入ればいいな。年明け頃にはいったん安定するといいな。がんばろう。 

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でも最近はいろいろとカルチャーインプットも出来ているのでいい感じ。以下その話します。

 

まずはそうだなあ…この前見てきたJOKERの話かな。皆さん見ました?

バットマンダークナイトタクシードライバーもほぼ見てないクソにわかなんですけど面白かったです。私は見終わった後スカッとした派。

生きづらさを抱えるか否かで感想が二分するっていう話をよく聞くんですけどさもありなんという感じ。とは言え今この時代にムーブメントレベルでこの映画が広まっているのは、昔に比べてネット社会の発達のせいで生きづらさを感じる人の母数はずっと増えたしそもそも貧しい人も(特に娯楽に興味のある人間は)増えたし、一方でJOKERのような自己顕示欲を抱えていると自覚してる人間も昔に比べて増えたから、それもまた拍車をかけているのかなあと。

 

見終わった後旦那と一緒に考察を交えたりネットの考察見たりしたんだけど、

・JOKERはTV出演時になぜ拳銃のネタをしなかったのか

(そもそも自害するつもりだったけど自害ではなく他殺の思考にシフトしたから、直前の事件の影響でピエロが拳銃芸をしたらJOKERの意図ではない反政治色が強くなりそうだったから、とか)

・タクシーの中にいた仮面のピエロは救急車をぶつけたピエロと同一では?JOKERはトランプに2人居る、彼こそがもう1枚のJOKER?

・そもそも全てアーサーの妄想だった(最後の思いついたジョークは映画の一連の話)

とか話してなるほどな~面白いな~って思ったりしてました。

あと『JOKER』っていい名前だね。トランプのジョーカーの事だと思ってたんだけど、コメディアンネームだと知って粋だなあと思ったよ。ジョークの人。

よくトランプに描かれているJOKERもコメディアンなのかな、大体ピエロの風貌だからどちらかというと大道芸人だと思ってた。あとこの際気になってちょっと調べたんですけどピエロとクラウンも違うんですね、勉強になるな~。

あと殺された大統領候補の生き残った息子はバットマンの幼少期なんですね、男の子の名前が出てきた時に旦那が興奮してました。

これをきっかけに関連作をいろいろ見てみたいなあと思えるような作品でした、洋画今まで全然興味なかったんだけど最近やっと面白さが分かってきた。おとなレベルが1あがった!

 

それから今日ついさっき見てきた折坂悠太と青葉市子のツーマンの話。

会場が戦前に建てられた木造の講堂みたいな場所でとても雰囲気があって素敵でしたよ。青葉市子は歌うように物語を弾き語っているような感じ。物語の読み聞かせをしてもらっているような感覚。ステージのぼんやりとした照明しかない中で青葉市子の歌を聞いてると自分の身体が暗闇に溶けていくようでした。

折坂悠太もとてもよかったです。歌声がものすごく凛としていて、一ミリのブレもなく真っ直ぐ伸びていく声に吸い込まれて気が遠くなりそうな感覚に何度か襲われました。声の出し方も多分意図して変えていて、水面が2度と同じ形にならずゆらゆらと揺れているような、万華鏡がくるくる回っているかのような…あと声の倍音がとても豊か。伸びやかな声の音程が聞いてて分からなくなる。

とてもいい時間を過ごしたなあと思います。ヒーリングミュージック…。

折坂悠太は少し前にスペースシャワーで見てから『朝顔』という曲がとても好きです。木造の平屋の家の縁側の、湿った木と土と黴と埃の懐かしい匂いがする音楽です。今日もやってくれて嬉しかったなあ。

 

あとそういえば皆さん昨日のMステ見ました?イエモンマッキー宮本浩次Cocco。90年代かと見紛うメンツ。最高でしたね。

個人的には本当にCoccoの顔がすっきりとした無邪気で晴れやかで、純粋に楽しそうな顔をしていたのがとても印象的で、見ながらとても嬉しくなっていました。

以前の出演で『焼け野が原』を歌って走り去っていった悲痛なCoccoがものすごく印象に残っていて(リアルタイムの放送でなくMステの特番で見たものだったけど)、あとから聞けばあの時のCoccoは本当に精神がやられてしまっていた時だったのよね。

その時のパフォーマンスがとてもとても悲しくて美しいもので素晴らしかったんだけど(また歌ってたのが『焼け野が原』っていうのも…)、一度は音楽を辛くて手離したけれどやっぱり帰ってきた、というのにやっぱり音楽の中で生きる人なんだと思いながら…。

少し前から新譜の『スターシャンク』も聞いてます。本当に良いのでこれを読んでいる人はみんな聞け。さっきのJOKERじゃないですけど、生きづらさを抱える人たちにはやっぱりCoccoはすごく染みる。人の血の暖かさを感じる音楽だと思います。

今作の楽曲PVはとても若いクリエイターと作っているというのも良いね。

 

人の生きづらさを抱えるアーティストってCocco以外にもよく戸川純とかSyrup16gとか挙げられると思うんですけど、私は圧倒的に倉橋ヨエコを推しています。いまだに推しています。

知った時にはもう歌手業を廃業してしまっていて、なんなら廃業してもう10年以上経ってしまっているんですけど、最近また歌っているらしいという話をTwitterで知って、それもまた嬉しくなりました。

ご本人が倉橋ヨエコの名前を使っていないのできっと繋がって欲しくないんだろうと思って深くは追いかけていないけど、まだご存命で歌っていらっしゃるということが知れただけで充分です。

倉橋ヨエコ、もし知らない人がいればぜひ聴いて下さい。『今日も雨』は私の人生のテーマソングです。

ていうか調べてて初めて知ったんだけどパスピエがカバーしてるじゃんこの曲。チョイスが憎い~~~最近パスピエ追いかけてなかったから全然知らんかったわ…。

 

あとなんかあったっけ…細々とした最近のわたし的カルチャートピックスは読書したくなって買ってからずっと手をつけてなかった『永遠の0』頑張って読んでます。

基本的に本は一気に読んでしまいたい派(時間開けると前の内容忘れちゃうから)なので、分厚い本はめちゃくちゃ腰が重くなる…あと戦争モノはなかなか想像がしにくいのもあって敬遠していたんですけど頑張ります。読み始めるとやっぱり面白いし。

あと椎名林檎の新しいMVは可愛かったです。『三文ゴシップ』の頃の椎名林檎っぽい曲じゃないです?ホーンとかストリングスが派手だからかな、あとビブラフォンが目立つからか。ビブラフォン入ってる曲好きですよ~オシャレだよね~。

林檎さんのベストも買おうかなあ、『真夜中は純潔』が収録されてるのが個人的にはアツい。

あと『オトナノススメ』と火の鳥コンピと井上陽水トリビュートを今のとこ気にしています。

それと映画『音楽』松山で上映してくれ~たのむ~ドレスコーズが主題歌と聞いてさらに見たくなりました。

そんな感じです。眠い。