バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

10年以上ぶりにオタク返りしたら自粛期間がメチャクチャ充実した

お題「#おうち時間

 

 

うっかり前のブログ更新から3か月ぐらい経ってしまった~。

5月も終わるので区切りとして、GWからここ1か月の(主に情緒と趣向が)激動の私の生活について話そうと思います。ざっくりした内容としてはタイトルの通りです。

びっっっっくりするぐらいにオタク用語が飛び交うので、わからない言葉があれば都度ググってください。その代わりとんでもねえものが出てきても私は一切保証しません

まああらかたスルーしても大体言ってることがわかる程度のブログにはしたい。とは思っている。一応。

 

そもそも10年近く前の私とは

今でこそオリジナルバンドでの活動したり音楽ライターの仕事なんかをぼちぼちやっている根っからの音楽好きではありますが、10年以上前の中学高校生時代はいわゆるただの二次元オタクでした。当時からバンドも好きだったけど。

 

あなたのオタクはどこから?私は「テニスの王子様」の夢小説から!

 

多分中3か高1~2の時くらいかな。これまじで女オタクの鉄板だと思うんですけど、多分何かの拍子でYahooかGoogleの検索予測に夢小説なるものを見つけて、それをうっかり覗きに行ったのが運の尽きだったと思うんですよ。

気づけば立海仁王雅治の夢女としての私のオタクライフが始まっていました。PS2の学園祭の王子様も一通り全キャラプレイしました。プリガムレッドがわちゃわちゃしているのをずっと眺めたいだけの人生でしたね。プリッ。

新テニスの王子様 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

でも実はそれより少し前、小学生の頃からカプコンの「三國無双シリーズ」がめちゃくちゃ好きで。いわゆるオタク向けのコンテンツとは露知らず「真・三國無双通信」っていうファンが投稿したイラストとか各キャラの裏設定とか裏情報が載ってる毎月発刊の雑誌を買ってたり、いわゆるアンソロジーを買ってたりしたのでこの道にくるのは完全に時間の問題だったんですよ。後になってよくよく考えれば。

そんなこんなで始まった私のオタクライフですが、入り口がそれだったもんで属性はいわゆる夢女でした。それに今もこうして脈々と残っている文字を書くことが好きだった性質がドッキングされて、気づけば夢小説書きとして二次創作サイトを立ち上げひっそりオタクライフを満喫することになったわけです。

 

テニスの王子様」に始まり「銀魂」「戦国BASARA」「ヘタリア」辺りをメインジャンルとしながら、たまに女オタク友達とアニメイト行ってグッズ買ったりカラオケでアニソンを絶唱したり、その頃「となりの801ちゃん」で少しずつ認知が一部界隈で広まってきてた腐女子的な二次創作BL要素も楽しみながら、たまに絵を描いて自分の画力のなさに絶望してやっぱり文章書くしかねえなってなって、ニコニコ動画に入り浸ってMAD漁ったりVOCALOIDを漁ったりとニコニコしていたわけで(ここまでオタク特有の早口かつ一気喋り)

コミケは行ったことがなかったけれど、地方で2~3か月に1回くらい開催していた同人イベントには何度か行ったなあ。そこで本物のコスプレイヤーさんを初めて見たり、同人誌とはこういうものかと小遣いをはたいてみたりしていたのでした。

 

そうこうしているうちに高校生活の3年間があっという間に過ぎ去って、地元を離れ大学に入学することになりまして。この頃もまだ全然オタクだったんですよね。

翌日に後期の大学入試を控えながらも、初めて訪れたここ愛媛の地で私が最初に行ったのはアニメイトメロンブックスらしんばんでした。だって地元にメロブなかったんだもん!!!

そんなこんなで大学に入ってからもしばらくはアニメやニコニコ動画チェックしたり自分の創作サイト更新してたんですけど、念願叶って大学でバンドを始めたというのもあって徐々にそこからは遠ざかるようになりました。憧れてた環境に身を置いたことで、三次元の方が面白いじゃんってなったんですよね。

高校生の頃に必死になって集めた「銀魂」のポスターやキーホルダーも「ヘタリア」の同人誌も、大学2年くらいの時に確か全部売り捌きました。サイトの更新ページも何度かのスマホの機種変更の中で行方不明になりました。おかげで我が家にはいつしかオタクコンテンツは一切なくなっていました。

 

それからもなんやかんやあって一応一社会人の女性として、いわゆる元オタクのサブカル寄りパンピーとして、二次元に向けてた熱を三次元の(主に)バンド界隈に向けて暮らしていたわけです。10年近く。今年の4月までは

 

 

で、なんでオタク返りしたかというと。

今年のGW、皆さんご存知の通り新型コロナウイルスの脅威から耐えるべくSTAY HOME週間ということでお家に引きこもるよう国から指示があったかと思います。

我が家も例に漏れず、旦那と計画していたバンドのレコーディングも実家への法事帰省もキャンセル。日程的には旦那の仕事が休みだった4/25~5/10というがっつり2週間近くが暇になってしまったわけです。

当初Switchでも買おうかなんて話してたんですけど、気づいた時には完全に後手に回ってしまっており、現在のようなトンデモ品薄状態になってたんで入手が間に合わず…。我が家にある武器はネトフリとYoutubeのみという貧弱装備。いやまあ文庫本とか多少の漫画とか、捨てるに捨てれない音楽雑誌のバックナンバーなんかも大量にあるっちゃあるんですけど。

それにしたって2週間の引きこもり期間は耐え凌げんだろうとなり、結果今までやりたかったけど時間がないからできなかったことの1つである「気になる漫画を死ぬほど読み倒そう」というプロジェクトを個人的に発足したんです。結果として200冊を目標にしてたこの計画は150冊くらいで終わったんですが。

 

何が一番まずかったってあんた、最初に手を付けたのが「鬼滅の刃」だったことですよ。

 

そもそもは漫画借りる前にアニメを旦那と2人で全部見て、そこから漫画読破プロジェクトを始めて一番最初に全巻借りたんですが、まぁハマってハマって、私が。

元々音楽とか漫画とか小説とか、いろんなカルチャーにおいて和な時代モノ&妖怪モノが好きな私の性癖にジャストミートしたという寸法です。あとこれは大声で主張したいんですけど音柱が!!!!ドチャクソに沼だった!!!!!なにあのイケメン!!!!!

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 10年以上前のオタク時代の私の二次元のキャラの好みが

・銀髪

・目つき鋭めの長身男子

・大人の余裕がある女性の扱いに長けた人

だったので完全なる役満です。蘇る性癖。フルコンボだドン!!!

鬼滅の刃を読んだ人は大体が通る道だと思うんですけど、同じく私も原作の随所で胸が熱くなったり、無限列車編ではマジ泣きしました。漫画読んで泣いたのなんていつぶりだ…。多分今度出る最新刊(21巻)の冒頭も私は崩れ落ちて泣きながら読むと思います。一緒に爆死しましょうね、鬼滅ファンの皆さん。

そんなこんなで鬼滅の刃にどっぷりハマり、びっくりするほどガンガン人が死んで行く救いのねえ展開に打ちのめされてしまい、気づけば幸せに楽しく暮らしているみんなの姿が見たくてTwitterやpixivで二次創作を漁り散らかしていました。カムバックオタクライフ。

元々周りにオタクな知り合いも多くて最旬ジャンルだとは知ってたから、まあイラストも小説も出るわ出るわ。ていうかこれ「鬼滅の刃」がここまでオタクジャンルとして盛り上がったのって、本編の鬼畜展開に折れて癒しを求めた人口が多かったのもあるのでは…。

 

あとアニメにオタク全盛期だった頃に通った声優さんもたくさん出ていたので、懐かし~と思いながら彼らの関連動画をYoutubeを見たり、そこからAbemaで「声優と夜あそび」を見たり。ついにはニコニコ動画で約10年ぶりに手書きMADまで漁るという暴挙にも出、挙句の果てに摂取するだけでは飽き足らずこの!!!!ほとばしる!!!!気持ちを!!!!!!アウトプットしたい!!!!!旦那に壁打ちしてるだけだと限界がある!!!!!!という気持ちのもと気づけばオタク用のTwitterアカウント、創作サイト、pixivアカウントを取得していました。インターネットの広大な海の片隅で現在絶賛稼働中です。

 

自分でもわかってるんです。びっくりするぐらい熱しやすく冷めやすい質なんですけど、熱したときの熱量が本当にヤバいって。GWの私は寝ても覚めても口を開けば鬼滅の刃の話しか旦那にしてなかった。酷い日は文字通り1日中朝起きてから夜寝るまで、ざっと12時間以上pixivを漁って時間をひたすら溶かしていました。気づけば夜中の4時ぐらいまで起きてて、太陽が昇るのが恐ろしくなって慌てて寝るというトンデモ夜型生活を謳歌していましたとも。

 

そんなわけでそうこうしてたらGWは終わってました。普通に、というかむしろ引きこもりを推奨されていた分めちゃくちゃオタ活満喫してしまった。全然自粛期間が苦じゃなかったです。元来完全にインドアな人間なもので、へへっ…………。

なんなら終わってからも気づけばうっかりネットサーフィンしてしまうので仕事が…全っ然はかどらない…本当に私辛抱のきかない子…おかげで今月の収入がやばい…。

 

改めて考えると、「鬼滅の刃」が完結で盛り上がってた時期だったのもよくなかったですね。完全に波に乗った感が楽しかったのもあります。あとめちゃくちゃ個人的な話ですが、かなり人気の高い主要キャラ(煉獄杏寿郎)の誕生日がこの5月にあったのもよくなかったです、Twitterがとても楽しかったです。

漫画を全部借り終わって読み終わった後、本屋にまずキャラブック買いに行くっていう行動パターンがもはや言い逃れのできない元オタクですね…。6月末の誕生日には旦那に「鬼滅の刃」全巻買ってくれってお願いしてます、誕生日プレゼントそれでいいからって。その数日後に出る最新刊は自分で買うからって。小学生か?

あと旦那もわりと10月公開の映画版に行く気満々なので嬉しいです。なのでせっかくなら公開初日に行かないかと誘っています。もしかしたら何回も見に行ってしまうかもしれない。煉獄さんを10億の男にするんだ…。

 

 

転んでもただでは起きないオタク、嗜好をさらに仕事に持ち込みたい

ていうかただでさえ今でも音楽という私の嗜好をぶん回して生きているわけですので、このオタク趣味もひょっとしたら使えるんじゃね?と思った脳内がお花畑の私。モットーは自分の好きなものの話だけして生きていきたい

実はこのタイミングで上記の「鬼滅の刃」以外にも駄々ハマりしてしまったジャンルがあってですね。2週間もあったGWが完全に溶けたのは主にこの2ジャンルをずっと行き来してたからなんですけど、それがこちらです。

はい、皆さんご存知ヒプノシスマイク」です。ちなみに推しは観音坂独歩、毒島メイソン理鶯、最近は波羅夷空却が気になっています。

どうせ私は最旬ジャンルを2つも掛け持ちするミーハーオタクですよ。マイナーを知っていることももちろん強みでしょうが、時代を動かすのはやっぱり最大手トレンドですから!?知っといて損はないべや!?トレンド吸収して発信する仕事してるんですからこちとら!!(ここまでくるとただの開き直り)

 

これも元々ずっと気にはなってて、オタク業界だけじゃなく音楽業界でもかなり盛り上がっているというのも常々聴いていたので、音楽を解説したりなんだりする仕事してる身として履修はしとくべきだよなあとは思ってたんですよね。言い訳にしか聞こえないかもしれませんけど!

ちょうどそのタイミングでAbemaで無観客ライブが配信されていたり、音ゲーアプリが配信になったりしたので好奇心のつもりで齧り始めたら、「鬼滅の刃」でめちゃくちゃに跳ね上がったオタク心が気づけばこのジャンルも巻き込んでしまいまして…。

当初はキャラの名前すら全然読めなかったんですけど(難読漢字が多過ぎるので)、1か月も経たない内に完全に声だけで判別が付くようになりました。これが生粋の女オタクの本気。

 

そもそもはちょっと前にスペースシャワーのランキングにもこの曲が入ってたので、PVは見たことあったんですけど、もともとヒップホップはどちらかと言えば範疇外だったもので。歌詞を見てうわ~~微妙かも~~って違和感で鳥肌が立ったりもしてたんですけど、今やすっかりその歌詞をそらで覚えてフンフン歌ってます。カラオケで完璧に歌える日も多分近い。

それで改めて思ったのは、ヒプマイに関してはキャラクターの背景や設定をちゃんと知ってから歌詞見た方がいいですね。まあヒップホップっていう音楽のジャンルがまずまあまあラッパー本人の独白というスタイルが根底にあるので、その辺がある意味でちゃんとヒップホップしてるな、という音楽ライターっぽい気づき。

後追いながらあわせてSpotifyで配信されているヒプマイラジオなんかも聴いて、結構普通に音楽の勉強になりました。ナレーターをされているのが音楽ライターの矢島大地さんだったりもしたので、あぁこういう仕事の可能性もあるんだなと思って。

音楽ライターってメジャーなものを馬鹿にしない姿勢と、かつ知識の幅の広さは必ず強みになると思っているので、これを機にオタクカルチャーの知見もできる音楽ライターになるのは大いにありだな、と思ったわけです。

音楽ライターを志した辺りから音楽の食わず嫌いはよくないと思っていたんですが、まさにそのパターンでしたね。恐る恐る食ってみたら私がちっちゃい頃によく食べてためちゃくちゃ馴染みのある味でした、って感じ。

 

そんな訳で、ここ最近はその系統の音楽にももっと触手を広げていかんとなあと思っているわけです。

たちまちは昔かなり齧っていたのもあるので、ぽっかり空いた空白の10年分のVOCALOIDをおさらいしようと思っています。思えばそこから今人気のヨルシカやネクライトーキー、Eve、須田景凪なんかも出てるわけだしね。

このあたりのネット発アーティストの曲だとこれが最近は一番好きです。

 

 

というわけでオタクカルチャー×音楽のお仕事を下さい

結局何が言いたいかってこれです。ひたすらにオタク化により膨れ上がった膨大な熱を放出し、挙句の果てに仕事をくれと喚いただけのブログになってしまった。お金をもらってない文章なのでいつにもまして内容が暴走している…。

 

ここまでずぶずぶのオタクになりながらも、まだアニメイトメロンブックスで買い物してないから最後の操は守っていると思っているよ。グッズは置き場に困るしいずれオタク離れしたら売るだけなので、極力買わないと心に決めています。ただし薄い本、お前は別だ。

同人誌を買いだしたらいよいよ戻れないと思っているので、それが最後の操だと思ってください。(現状5月はろくすっぽ仕事してないので無駄遣いはダメだと必死で自制しているだけです。)

けど多分6~7月ぐらいには、大人のフットワークの軽さ生かして羽生やしてどこかの同人イベントに行くんだろうな。この自粛が解禁されてれば。

今もただでさえ推しキャラをイメージしたネイルやらメイクやらで、「わかる人にしかわからない」1人遊びをしているので…。大人のオタク友達欲しいのでそれも募集してます…気軽に声掛けて下さい…。