バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

ブログを移行しようと思います

 

 

少し前から考えていたんですが、ブログをnoteさんへと移行しようと思います。

本格的にお仕事初めてもうすぐ1年が経つんですが、今周りを見渡してみると、自分がやりたい事をやってる人、自分が憧れている人がnote使ってる印象が多くて。

オンライン上で誰かと繋がる、という機能はnoteの方が特化している印象を受けたので、承認欲求の塊マンである私にはそっちの方が合ってるのかな、と思いました。

自己表現欲求だけだとはてなでも良かったんだろうけどね。やっぱり私は誰かからの反応が欲しいんだ。さらに欲を言えば、できれば自分が好きな人達からの反応が。

 

一応移動先のnoteも貼っておきます。将来私を見つけてくれた誰かの為に。

https://note.com/sogaminatsume

 

 

 

10年以上ぶりにオタク返りしたら自粛期間がメチャクチャ充実した

お題「#おうち時間

 

 

うっかり前のブログ更新から3か月ぐらい経ってしまった~。

5月も終わるので区切りとして、GWからここ1か月の(主に情緒と趣向が)激動の私の生活について話そうと思います。ざっくりした内容としてはタイトルの通りです。

びっっっっくりするぐらいにオタク用語が飛び交うので、わからない言葉があれば都度ググってください。その代わりとんでもねえものが出てきても私は一切保証しません

まああらかたスルーしても大体言ってることがわかる程度のブログにはしたい。とは思っている。一応。

 

そもそも10年近く前の私とは

今でこそオリジナルバンドでの活動したり音楽ライターの仕事なんかをぼちぼちやっている根っからの音楽好きではありますが、10年以上前の中学高校生時代はいわゆるただの二次元オタクでした。当時からバンドも好きだったけど。

 

あなたのオタクはどこから?私は「テニスの王子様」の夢小説から!

 

多分中3か高1~2の時くらいかな。これまじで女オタクの鉄板だと思うんですけど、多分何かの拍子でYahooかGoogleの検索予測に夢小説なるものを見つけて、それをうっかり覗きに行ったのが運の尽きだったと思うんですよ。

気づけば立海仁王雅治の夢女としての私のオタクライフが始まっていました。PS2の学園祭の王子様も一通り全キャラプレイしました。プリガムレッドがわちゃわちゃしているのをずっと眺めたいだけの人生でしたね。プリッ。

新テニスの王子様 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

でも実はそれより少し前、小学生の頃からカプコンの「三國無双シリーズ」がめちゃくちゃ好きで。いわゆるオタク向けのコンテンツとは露知らず「真・三國無双通信」っていうファンが投稿したイラストとか各キャラの裏設定とか裏情報が載ってる毎月発刊の雑誌を買ってたり、いわゆるアンソロジーを買ってたりしたのでこの道にくるのは完全に時間の問題だったんですよ。後になってよくよく考えれば。

そんなこんなで始まった私のオタクライフですが、入り口がそれだったもんで属性はいわゆる夢女でした。それに今もこうして脈々と残っている文字を書くことが好きだった性質がドッキングされて、気づけば夢小説書きとして二次創作サイトを立ち上げひっそりオタクライフを満喫することになったわけです。

 

テニスの王子様」に始まり「銀魂」「戦国BASARA」「ヘタリア」辺りをメインジャンルとしながら、たまに女オタク友達とアニメイト行ってグッズ買ったりカラオケでアニソンを絶唱したり、その頃「となりの801ちゃん」で少しずつ認知が一部界隈で広まってきてた腐女子的な二次創作BL要素も楽しみながら、たまに絵を描いて自分の画力のなさに絶望してやっぱり文章書くしかねえなってなって、ニコニコ動画に入り浸ってMAD漁ったりVOCALOIDを漁ったりとニコニコしていたわけで(ここまでオタク特有の早口かつ一気喋り)

コミケは行ったことがなかったけれど、地方で2~3か月に1回くらい開催していた同人イベントには何度か行ったなあ。そこで本物のコスプレイヤーさんを初めて見たり、同人誌とはこういうものかと小遣いをはたいてみたりしていたのでした。

 

そうこうしているうちに高校生活の3年間があっという間に過ぎ去って、地元を離れ大学に入学することになりまして。この頃もまだ全然オタクだったんですよね。

翌日に後期の大学入試を控えながらも、初めて訪れたここ愛媛の地で私が最初に行ったのはアニメイトメロンブックスらしんばんでした。だって地元にメロブなかったんだもん!!!

そんなこんなで大学に入ってからもしばらくはアニメやニコニコ動画チェックしたり自分の創作サイト更新してたんですけど、念願叶って大学でバンドを始めたというのもあって徐々にそこからは遠ざかるようになりました。憧れてた環境に身を置いたことで、三次元の方が面白いじゃんってなったんですよね。

高校生の頃に必死になって集めた「銀魂」のポスターやキーホルダーも「ヘタリア」の同人誌も、大学2年くらいの時に確か全部売り捌きました。サイトの更新ページも何度かのスマホの機種変更の中で行方不明になりました。おかげで我が家にはいつしかオタクコンテンツは一切なくなっていました。

 

それからもなんやかんやあって一応一社会人の女性として、いわゆる元オタクのサブカル寄りパンピーとして、二次元に向けてた熱を三次元の(主に)バンド界隈に向けて暮らしていたわけです。10年近く。今年の4月までは

 

 

で、なんでオタク返りしたかというと。

今年のGW、皆さんご存知の通り新型コロナウイルスの脅威から耐えるべくSTAY HOME週間ということでお家に引きこもるよう国から指示があったかと思います。

我が家も例に漏れず、旦那と計画していたバンドのレコーディングも実家への法事帰省もキャンセル。日程的には旦那の仕事が休みだった4/25~5/10というがっつり2週間近くが暇になってしまったわけです。

当初Switchでも買おうかなんて話してたんですけど、気づいた時には完全に後手に回ってしまっており、現在のようなトンデモ品薄状態になってたんで入手が間に合わず…。我が家にある武器はネトフリとYoutubeのみという貧弱装備。いやまあ文庫本とか多少の漫画とか、捨てるに捨てれない音楽雑誌のバックナンバーなんかも大量にあるっちゃあるんですけど。

それにしたって2週間の引きこもり期間は耐え凌げんだろうとなり、結果今までやりたかったけど時間がないからできなかったことの1つである「気になる漫画を死ぬほど読み倒そう」というプロジェクトを個人的に発足したんです。結果として200冊を目標にしてたこの計画は150冊くらいで終わったんですが。

 

何が一番まずかったってあんた、最初に手を付けたのが「鬼滅の刃」だったことですよ。

 

そもそもは漫画借りる前にアニメを旦那と2人で全部見て、そこから漫画読破プロジェクトを始めて一番最初に全巻借りたんですが、まぁハマってハマって、私が。

元々音楽とか漫画とか小説とか、いろんなカルチャーにおいて和な時代モノ&妖怪モノが好きな私の性癖にジャストミートしたという寸法です。あとこれは大声で主張したいんですけど音柱が!!!!ドチャクソに沼だった!!!!!なにあのイケメン!!!!!

鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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 10年以上前のオタク時代の私の二次元のキャラの好みが

・銀髪

・目つき鋭めの長身男子

・大人の余裕がある女性の扱いに長けた人

だったので完全なる役満です。蘇る性癖。フルコンボだドン!!!

鬼滅の刃を読んだ人は大体が通る道だと思うんですけど、同じく私も原作の随所で胸が熱くなったり、無限列車編ではマジ泣きしました。漫画読んで泣いたのなんていつぶりだ…。多分今度出る最新刊(21巻)の冒頭も私は崩れ落ちて泣きながら読むと思います。一緒に爆死しましょうね、鬼滅ファンの皆さん。

そんなこんなで鬼滅の刃にどっぷりハマり、びっくりするほどガンガン人が死んで行く救いのねえ展開に打ちのめされてしまい、気づけば幸せに楽しく暮らしているみんなの姿が見たくてTwitterやpixivで二次創作を漁り散らかしていました。カムバックオタクライフ。

元々周りにオタクな知り合いも多くて最旬ジャンルだとは知ってたから、まあイラストも小説も出るわ出るわ。ていうかこれ「鬼滅の刃」がここまでオタクジャンルとして盛り上がったのって、本編の鬼畜展開に折れて癒しを求めた人口が多かったのもあるのでは…。

 

あとアニメにオタク全盛期だった頃に通った声優さんもたくさん出ていたので、懐かし~と思いながら彼らの関連動画をYoutubeを見たり、そこからAbemaで「声優と夜あそび」を見たり。ついにはニコニコ動画で約10年ぶりに手書きMADまで漁るという暴挙にも出、挙句の果てに摂取するだけでは飽き足らずこの!!!!ほとばしる!!!!気持ちを!!!!!!アウトプットしたい!!!!!旦那に壁打ちしてるだけだと限界がある!!!!!!という気持ちのもと気づけばオタク用のTwitterアカウント、創作サイト、pixivアカウントを取得していました。インターネットの広大な海の片隅で現在絶賛稼働中です。

 

自分でもわかってるんです。びっくりするぐらい熱しやすく冷めやすい質なんですけど、熱したときの熱量が本当にヤバいって。GWの私は寝ても覚めても口を開けば鬼滅の刃の話しか旦那にしてなかった。酷い日は文字通り1日中朝起きてから夜寝るまで、ざっと12時間以上pixivを漁って時間をひたすら溶かしていました。気づけば夜中の4時ぐらいまで起きてて、太陽が昇るのが恐ろしくなって慌てて寝るというトンデモ夜型生活を謳歌していましたとも。

 

そんなわけでそうこうしてたらGWは終わってました。普通に、というかむしろ引きこもりを推奨されていた分めちゃくちゃオタ活満喫してしまった。全然自粛期間が苦じゃなかったです。元来完全にインドアな人間なもので、へへっ…………。

なんなら終わってからも気づけばうっかりネットサーフィンしてしまうので仕事が…全っ然はかどらない…本当に私辛抱のきかない子…おかげで今月の収入がやばい…。

 

改めて考えると、「鬼滅の刃」が完結で盛り上がってた時期だったのもよくなかったですね。完全に波に乗った感が楽しかったのもあります。あとめちゃくちゃ個人的な話ですが、かなり人気の高い主要キャラ(煉獄杏寿郎)の誕生日がこの5月にあったのもよくなかったです、Twitterがとても楽しかったです。

漫画を全部借り終わって読み終わった後、本屋にまずキャラブック買いに行くっていう行動パターンがもはや言い逃れのできない元オタクですね…。6月末の誕生日には旦那に「鬼滅の刃」全巻買ってくれってお願いしてます、誕生日プレゼントそれでいいからって。その数日後に出る最新刊は自分で買うからって。小学生か?

あと旦那もわりと10月公開の映画版に行く気満々なので嬉しいです。なのでせっかくなら公開初日に行かないかと誘っています。もしかしたら何回も見に行ってしまうかもしれない。煉獄さんを10億の男にするんだ…。

 

 

転んでもただでは起きないオタク、嗜好をさらに仕事に持ち込みたい

ていうかただでさえ今でも音楽という私の嗜好をぶん回して生きているわけですので、このオタク趣味もひょっとしたら使えるんじゃね?と思った脳内がお花畑の私。モットーは自分の好きなものの話だけして生きていきたい

実はこのタイミングで上記の「鬼滅の刃」以外にも駄々ハマりしてしまったジャンルがあってですね。2週間もあったGWが完全に溶けたのは主にこの2ジャンルをずっと行き来してたからなんですけど、それがこちらです。

はい、皆さんご存知ヒプノシスマイク」です。ちなみに推しは観音坂独歩、毒島メイソン理鶯、最近は波羅夷空却が気になっています。

どうせ私は最旬ジャンルを2つも掛け持ちするミーハーオタクですよ。マイナーを知っていることももちろん強みでしょうが、時代を動かすのはやっぱり最大手トレンドですから!?知っといて損はないべや!?トレンド吸収して発信する仕事してるんですからこちとら!!(ここまでくるとただの開き直り)

 

これも元々ずっと気にはなってて、オタク業界だけじゃなく音楽業界でもかなり盛り上がっているというのも常々聴いていたので、音楽を解説したりなんだりする仕事してる身として履修はしとくべきだよなあとは思ってたんですよね。言い訳にしか聞こえないかもしれませんけど!

ちょうどそのタイミングでAbemaで無観客ライブが配信されていたり、音ゲーアプリが配信になったりしたので好奇心のつもりで齧り始めたら、「鬼滅の刃」でめちゃくちゃに跳ね上がったオタク心が気づけばこのジャンルも巻き込んでしまいまして…。

当初はキャラの名前すら全然読めなかったんですけど(難読漢字が多過ぎるので)、1か月も経たない内に完全に声だけで判別が付くようになりました。これが生粋の女オタクの本気。

 

そもそもはちょっと前にスペースシャワーのランキングにもこの曲が入ってたので、PVは見たことあったんですけど、もともとヒップホップはどちらかと言えば範疇外だったもので。歌詞を見てうわ~~微妙かも~~って違和感で鳥肌が立ったりもしてたんですけど、今やすっかりその歌詞をそらで覚えてフンフン歌ってます。カラオケで完璧に歌える日も多分近い。

それで改めて思ったのは、ヒプマイに関してはキャラクターの背景や設定をちゃんと知ってから歌詞見た方がいいですね。まあヒップホップっていう音楽のジャンルがまずまあまあラッパー本人の独白というスタイルが根底にあるので、その辺がある意味でちゃんとヒップホップしてるな、という音楽ライターっぽい気づき。

後追いながらあわせてSpotifyで配信されているヒプマイラジオなんかも聴いて、結構普通に音楽の勉強になりました。ナレーターをされているのが音楽ライターの矢島大地さんだったりもしたので、あぁこういう仕事の可能性もあるんだなと思って。

音楽ライターってメジャーなものを馬鹿にしない姿勢と、かつ知識の幅の広さは必ず強みになると思っているので、これを機にオタクカルチャーの知見もできる音楽ライターになるのは大いにありだな、と思ったわけです。

音楽ライターを志した辺りから音楽の食わず嫌いはよくないと思っていたんですが、まさにそのパターンでしたね。恐る恐る食ってみたら私がちっちゃい頃によく食べてためちゃくちゃ馴染みのある味でした、って感じ。

 

そんな訳で、ここ最近はその系統の音楽にももっと触手を広げていかんとなあと思っているわけです。

たちまちは昔かなり齧っていたのもあるので、ぽっかり空いた空白の10年分のVOCALOIDをおさらいしようと思っています。思えばそこから今人気のヨルシカやネクライトーキー、Eve、須田景凪なんかも出てるわけだしね。

このあたりのネット発アーティストの曲だとこれが最近は一番好きです。

 

 

というわけでオタクカルチャー×音楽のお仕事を下さい

結局何が言いたいかってこれです。ひたすらにオタク化により膨れ上がった膨大な熱を放出し、挙句の果てに仕事をくれと喚いただけのブログになってしまった。お金をもらってない文章なのでいつにもまして内容が暴走している…。

 

ここまでずぶずぶのオタクになりながらも、まだアニメイトメロンブックスで買い物してないから最後の操は守っていると思っているよ。グッズは置き場に困るしいずれオタク離れしたら売るだけなので、極力買わないと心に決めています。ただし薄い本、お前は別だ。

同人誌を買いだしたらいよいよ戻れないと思っているので、それが最後の操だと思ってください。(現状5月はろくすっぽ仕事してないので無駄遣いはダメだと必死で自制しているだけです。)

けど多分6~7月ぐらいには、大人のフットワークの軽さ生かして羽生やしてどこかの同人イベントに行くんだろうな。この自粛が解禁されてれば。

今もただでさえ推しキャラをイメージしたネイルやらメイクやらで、「わかる人にしかわからない」1人遊びをしているので…。大人のオタク友達欲しいのでそれも募集してます…気軽に声掛けて下さい…。

 

 

純白のウェディングドレスを選ばない、という選択肢

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「結婚式」という言葉を聞いて、あなたが最初に思い浮かべるイメージはなんだろう。

世の中の多くの人がきっと、純白のウェディングドレスを着た幸せそうな花嫁の姿を想像するのではないかと思う。

それくらいに、結婚式というイベントには真っ白なウェディングドレスがイメージとして強く結びついている。多くの女の子たち、世の女性達にとって幸せや憧れの象徴でもあるそれ。けれど私はその真っ白なウェディングドレスを、自分の人生の中でこれまで一度たりとも着たいと思えたことがなかった。

おかげで、学生の頃は自分の人生に結婚という二文字は存在しないものだとも思っていた。人の人生とは数奇なもので、そんな私が来るこのオリンピックイヤーの閏日に自分の結婚式本番を迎えるのだという。10年前の私がこの話を聞いたら、もの凄く嫌そうに顔を顰めて今の私に尋ねるのだろう。

「まさかウェディングドレスを着たの?あんたが?」

 

幼い頃から、とかく自分に女の子らしいものが似合わないことは知っていた。色の白い肌、守ってあげたくなるような身体、ゆるいパーマのかかったふわふわの髪、パステルカラー、スカート、可愛いピンクのチーク。自分の人生において羅列した文字とは正反対のものばかりを纏って生きてきた私は、今こうして文字を打つ自分の指先が白とラメのジェルネイルにコーティングされていることさえ、気恥ずかしさを覚えてしまう。式の前撮りを明日に控え、28歳で初めての手元ジェルネイルに挑戦したのだ。10年前の自分にこんな話をしたら、幸せそうな浮かれポンチになりやがって、ときっと鼻で笑われてしまうかもしれない。

それでも、私は私らしく生きていきたい。女として生きることを諦めていた私に、私はあの頃と何も変わっていないよ、とちゃんと胸を張っていたいのだ。

結論から言おう。私は純白のウエディングドレスを選ばなかった。

自分へのコンプレックスで、それを選ばなかったのではない。

私の結婚式において、それは私の中でとても順位の低いものだったからに過ぎないのだ。

 

幼い頃、両親の結婚式の時のムービーを祖父母の家で見たことをぼんやりと覚えている。

ブラウン管の中の母は真っ白な白無垢を纏い、たくさんの人に祝福されていた。私の身近な結婚式の記憶は、この映像が最初になっている。

また、音楽の好きな私はレミオロメンの「3月9日」という曲がとても好きだ。多くの人が卒業式を思い浮かべるこの曲、実は友人の結婚式を祝う曲だというのをどれだけの人が知っているのだろう。楽曲のMVでは、卒業式を終えたばかりの堀北真希がその足で姉の結婚式へと向かう。姉妹の心の機敏な揺れに同じく妹のいる私が強く共感と感動を覚えたのと同時に、映像の中の姉の綿帽子の白無垢姿を、とても美しいと思ったのだ。

結婚式を行うと夫と2人で決めた時にはすでに、私の心の内は決まっていた。記憶の底から蘇る、美しい凛とした白無垢姿の花嫁。私は、これになりたい、と。

 

それでも挙式の準備や打ち合わせを進めながらいろんな人と会話をする中で、私のように純白のウェディングドレスを選ばない、という選択肢はまだまだマイノリティなのだと思わされる。私がうっかりしていると、式場のスタッフさんや周りの友人たちは、私が純白のウェディングドレスを着る事を前提として話を進めてくるからだ。

「あ、私ウェディングドレス着ないんですよ」というと、多くの人が驚いた顔をする。白無垢を着るのだというと大概の人は納得をしてくれるのだが、前撮りでも着ないと話すと時には「もったいない」「一生に一度なのに」と言われてしまう時もある。

それでも構わないのだ。たくさんの真っ白なウェディングドレスより、奥に飾られていた毒々しい濃淡の紫色のドレスと、人魚のような鮮やかな青のグラデーションのドレスと、大きく羽ばたく鶴の描かれた真っ赤な色打掛に惹かれてしまったのだから。純白のウェディングドレスで畏まる姿より、10年以上続けてきたドラムセットと私と、世界で一番格好いいベースを抱えた夫の姿が写った、賑やかで華やかな結婚写真を私は残したいのだから。

 

私が結婚式を迎える事を10年前の自分が聞いたら大層驚くことだろう。と同時に、普通に幸せになりたがって、と心のどこかできっと貶しているはずだ。

そんな私に見せられるような結婚式の写真を、私は残したい。ドラムセットに座ってバカみたいに大口を開けて笑う、ちょっとだけふくよかな私の写真。真っ白なウェディングドレスの写真なんて1枚もない、私の結婚式の写真。

きっと昔の私も、「なにこれ」って笑ってくれるんじゃないだろうか。こんなふうになれるなら、大人になることも、年をとることも、悪くないって思ってくれることだろう。

 

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「かがみよかがみ」という媒体に応募してボツくらったやつです。ここに供養しとこうと思う。

結婚という選択肢を選んだやつでもシンプルに幸せになってるわけじゃなくて、やっぱりまあまあの固定概念に晒されてるよ、っていう話をしたかった。自慢みたいに伝えたくないんだけど書き方って難しいなあという話です。

 

私の「エモい」音楽の定義について

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「エモい」。

音楽を日常的に聞く人であれば、きっと一度は口にしたり耳にしたりすることのある言葉だ。

うまく言葉に表せない感動や感激を、誰にでも伝わりやすく端的に表したこの表現。頭なんて使わなくてもいい、「エモい」と言っておけばとりあえず音楽の良さを大勢に何となく伝えることができ、音楽の感動をみんなと共有することができる。

だからこそ、今この言葉に昔ほどの価値はない。「ヤバイ」以上にバカの一つ覚えみたいに皆こぞってこの言葉を口にする。だって簡単だもの、便利なんだもの。現代人の良くないところだよなあ。

私は音楽が好きだ。言葉が好きだ。だからこそ、「エモい」という言葉を頭を空っぽにして使いたくない。だから、私なりの「エモい」という言葉を、「エモい」という音楽を、ちゃんと定義したいと思う。

私なりの「エモい」、私なりの「エモーショナル」な音楽。

それは、夜通し高速を車で飛ばした後に吸い込む、澄んだ早朝の空気が似合う音楽だ。

 

 

メンバー全員が平日は仕事をしながら、週末はバンド活動に明け暮れる。今でこそ少しずつ珍しくなくなっている、私たちはそんな「週末ヒロイン」ならぬ「週末バンドマン」である。

かの有名なASIAN KUNG-FU GENERATIONも、今をときめくOfficial髭男dismも元々はこの「週末バンドマン」であった。ただし悲しいかな、両者とも今の私の年齢の時には、すっかりスーパースターとなっていたのだけれど。

 

そんな四国の片隅で「週末バンドマン」をこなす私たち。県外遠征は専ら車での移動となっている。

隣接する四国内の土地であればもちろんのこと、瀬戸内海を越え九州や関西、なんなら東京ぐらいまでは車を運転して向かったことがある。さすがに片道12時間は二度と運転したくないと思った。

そんな車での遠征時、ドラマーでありバンド内最年長である私の主な役割は夜走りだ。行きの車では爆睡し体力を温存、到着後ライブに出演。打ち上げは黙々とウーロン茶を摂取し、飲みニケーションは社交的でお喋り好きなフロントマンに全部お任せ。宴もたけなわとなった頃に車を持ってきて機材と共に酔っぱらいを積み込み、いざ帰路に出発。これがいつものバンド内の私の役目となっている。

四国内の移動であれば出発時刻によっては日付を跨ぐ頃には帰れるのだけれど、海を越えたり数日間のツアーとなれば話は別だ。死んだように眠る酔っぱらいを後部座席に転がして、1人で黙々と真夜中の高速道路をかっ飛ばすこととなる。

眠気が限界に来たらサービスエリアに車を止め、2~4時間ほど仮眠を取り、夜が明ける前に再び走り出す。とんでもない苦行だと思われることも多いのだけれど、こんな孤独な真夜中のドライブが私は意外と嫌いじゃない。

 

真っ暗な闇夜が徐々に濃紺、紫、橙と鮮やかなグラデーションを描いてゆく。休憩する為にサービスエリアに立ち寄り、車から出て深呼吸すると、ピリッと冷たい空気がくたびれた肺に澄んだ酸素を行き渡らせてくれる。そんな美しい景色や自分の五感を思い出させてくれる音楽があるから、私はこの孤独なドライブが嫌いにはなれないのだ。

 

 

あれは名古屋から京都に向かう道中だっただろうか。深い緑が鮮やかな山の中のだだっ広い4車線を、前も後ろも一台も車が見当たらない中ひたすらにアクセルを踏み続ける。いろんな意味でギリギリのスピード感の中、水彩画のような夜明けのグラデーションに包まれながら、車のスピーカーからはlostageの「さよならおもいでよ」が流れ始めた。

その瞬間、私の右足にはさらに力が入る。疾走感の溢れるギターリフ、上がる心拍数と共にリズムを刻むドラム。重い瞼は一瞬にして覚醒し、車の中の閉塞感は一瞬で遠くに消し飛んだ、かのように思えた。この曲を聴くと、いつでもその時の美しい光景と、それが目の前に広がった解放感を鮮やかにこの身体に思い出すことができる。

 

 

話はそこから少し飛んで、別のとある某日AM4:58。仮眠明けにきちんと身体を動かさなかったせいか、2時間ほど車を飛ばしたところで自分の肩と腰の悲鳴に耐えられなくなり、私は一度数キロ先の小さなパーキングエリアに停車することを決めた。

夏とは言え日が昇る直前の時間帯の山の中はまだ少し寒い。澄んだ空気とだいぶ明るくなった高い空。 月曜日の早朝、止まっている車の数は片手で数えられるほどしかいない。車を広い駐車場の隅に停めて、ゆっくりとサイドレバーを引く。助手席で寝こけるメンバーを起こすのはあと2~3時間走ってからにしようと思い、1人そっと運転席を抜け出した。

大きく息を吸い込むと、ひんやりとした冷たい空気が自分の身体を侵食する。この時初めて、車の中の酸素が薄くなっていることに気がついた。自動販売機で飲み物を買って大きく伸びをし、ぼんやりと山間の風景を眺める。昨夜の煌びやかなライブハウスの光景を思い出しながら、先ほど車の中で流れていたAge Factoryの「Yellow」の歌詞を私は無意識に口ずさんでいた。

それ以来この曲には、彼らの曲には、私の中でいつも早朝の澄んだあの凛とした空気のイメージがつき纏っている。重たい自分の身体と酸素の薄い車内、そして充実した時間を過ごした後の少ししぼんだ風船のような僅かな高揚感もセットとなって。



 

孤独なドライブと、その中で聴く音楽。

それらが与えてくれる、この美しくて儚くて鮮やかで、鳥肌の立つような感覚を知っている者は他に誰もいない。

この特別な感情は私にとって、自分の中だけにしかないとても大切なものだ。

感情が動く、という意味を持つ「エモーショナル」が由来となる「エモい」という言葉。

そもそも感情が動くということは、人間にとって日常の中にある特別であるべきなのではないかと思う。

だからこそ、日常の中にはあれどちゃんと特別感をもって、自分の意志をもって私はこの言葉を使ってあげたい。

自分の中の特別な感情や感覚。

それらを彩ってくれる特別な音楽に、きちんとこの美しい言葉を与えてあげたい。

 

 

カエライフ×はてなブログ 特別お題キャンペーン #ドライブと音楽

地獄に突入した感じisある

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仕事の話をしようと思います。これはただの私のアウトプットです。哲学の時間です。

 

書くことを仕事にしたいと思い始めて、実際にその生活を始めてもうすぐ半年ぐらいですね。

自分の好きな音楽の話と、美味しいご飯の話と、地元の愛媛松山のことをただ書いて生きていきたいと思っていました。今も思っています。

仕事にするということはそのことで飯を食っていかないといけないのですけれど、半年たった今まだ一か月分の生活費すら賄えておりません。そんなもんだとはうっすら感じていたけど金がねえよ。なんせ金がねえ。

メインで労力に見合った単価を貰えているのは2箇所ぐらいで、どちらもグルメ関連のお仕事。一件は地元の出版社さんからの委託です。大変ありがたいです。ですので今後ともぜひ友好的にどうぞよろしくお願い致します、という感じです。

 

問題は音楽の方面で、こっちこそ今タイトル通り地獄に突入した感じisある、という状態。主に私のメンタル面が。あと音楽ライターってなんやねん、って最近めちゃくちゃ思ってる。

 

SNSの検索枠で「音楽ライター」って検索するとほんとなんというか、何を以てして人は人を音楽ライターと呼ぶのか、みたいなことを考えるようになってしまって。

あっちこっちで見知らぬメディアで金を稼げてるのかどうかもわからないような人たちも音楽ライターと名乗る一方で、つい先日から「女は音楽ライターにはなれない」みたいなブログ記事が爆速で拡散されていて、えっじゃあこのネットの海にぷかぷか浮いている音楽ライターという文字は何?同音同表記で全く意味の違う日本語?なんて思ってしまってめちゃくちゃモヤモヤしている。実際多分あのブログで書かれている音楽ライターと、ネットの海に塵芥のように浮いている音楽ライターは多分全く別次元の生き物。さらに言えば私が尊敬している音楽ライターさんたちもまたこれとは違う生き物。私は何になりたいんだっけ?

 

学生時代の頃から無駄に発育したネットリテラシー力やストーキング能力、検索能力ばかり無駄に発揮しまくっているような気がする。人の見解ばかり収集して肝心の案件は見つけられない。

基本人の見解を収集するのは好きで、だから私基本的に極端な考え方に寄ることってあんまりない。けれど根っこが白か黒か決めて欲しいタイプなので、どっちの見解も収集しまくってしまうと自分の中での白黒が付けられずひたすらモヤモヤし始める。ハイパーストレス。ストレスの掛かり続けている状態が続くことが一番のストレス原因なんじゃいワレェ。

 

また最近自分の中で問題になってるのが、金のかからない文字が書けなくなっている。自己表現と仕事は別、わかっている。こちとらずっと仕事ではなく自己表現として音楽をやり続けている身ですよ。だからこそ、金のかからない自己表現の文章を書く余裕がない。このブログとかいろんな箇所への投稿とか。これをやる暇があるなら単価低くても金を稼ぐ文章を書くのが自分の生活的にはまだマシなんだよな。唯一音楽ライターと呼べる一文字0.5円単価の案件の文章を3~4時間書くのと無銭のブログのどっちがマシかって話ですよ、レベル低すぎんか?私の時給350円ですよ、それでも虫けらみたいな生活じゃないの。前から思ってたけどこの案件やっぱりゴミクズですね、さっさと足切りしよう。

 

私の憧れている音楽ライターさんたちはみんな同じことを言ってる。

誰にも見せない文章を死ぬほど書くしかない。

誰にも見てもらえていないという状態で文字を書き続ける事の地獄。

自己表現と仕事とを両立して文章を書くってきっとそういうことなんだろうか。

誰にも見てもらえていないことがわかると誰だって嫌んなるよな、だって私そもそも自分の文章で自己欲求爆上げイベントがあったからこの道選んだんだもんな。

あれがよくあることではないとわかっていても、こうまでなにもないとまじで辛いな。地獄ってこういうことなんだよな。

自分が思っている以上に私は何物でもない。それを突きつけ続けられるだけの毎日。

この地獄で続けていけば憧れている人たちみたいになれるのか?ほんとに?証拠は?

 

自分の為に書く文章なんてないんだよ私は。そこには承認欲求だけがある。

承認欲求だけで書く文章で金をもらおうとしてたのも烏滸がましいと言えば烏滸がましいのかもしれないな。

 

いろんなことを思ってしまっているけれど、結局は自分の修業が足りないと言い聞かせていろんなところに自分のアピールすら出来てねえですのでそれはもう私の本当に良くない癖。いつになったら自分に満足するのか?多分しないっしょ?いつまでも言い訳作ってそうな気がするので本当に良くない。

そもそも行動もしてねえので何も起こるわけもなくて。先ほどもお話したように誰かが拾いにきてくれるような才能の持ち主でもないんだよ私は、何様やねん。

都内で面接が~とかって要件にあるのを言い訳にばかりしているような気がする。ていうかでもやっぱり田舎に住んでるのが大きなアドバンテージの差にはなるんだろうなどうせ。田舎に住んでても才能があれば拾われる、なんて綺麗事が目の前で起きたためしなどない。わかっちゃあいる。けどそれ理由にして全然自分が何も出来てないところもある。なんとかせんといかんとは思ってはいる。

 

あと当たり前なんですけど仕事してる時に音楽なんて聴けなくない?集中できないんだよ。おかげで音楽聴いて自分の思考を熟成させる時間なんかないですまじで。

音楽ライターに向いてねえのなって書こうとしたけどじゃあ何をもって向いてるというのだろうか。

文字で表現することが好きで、自分の人生にとって音楽がとても重要なもので、それから?

好きなものを仕事にするな、という意見にはそれでも私は反対です。好きじゃないことを仕事にしたって私の人間性が死ぬだけなので。

 

ああ~~こんな話に誰か答えをくれなくてもいいので一緒にウンウン考えてくれ~~~。

そんなこんなで現時点で自分を音楽ライターって名乗るの嫌なんですよ。実績がなくたって自分が名乗ってしまえば音楽ライター!みたいな言葉って反吐が出そう。中身が伴ってなさすぎて滑稽すぎる。あくまで自分事と考えての話なので、別にアカウント名に@音楽ライターとかつけてる人のことはどーだっていいんですけど。

私が敬愛している人たちはみなそんなこと一切表明してないのでやっぱり私はそっち側に行きたいんだなって。どうすれば行けるのかわっかんねえな~。しかも一旦目の前は自分の食い扶持稼がなきゃいけないもんな~。あ~しんど。

半年掛けて20kg痩せようとしている私の話④

③はこちら


◆5か月目

・記録20年1月18日(X1.5kg→X0.3kg/Total-6.4kg)

大台まであとちょっと!!!やっと希望が見えてきましたよ!!!

もう気持ち落ちれば念願のウン0キロ台です、私よく頑張ったって言ってもいいですよね…自分で自分を褒めてもいいよね…。

でも最近いろんな人から痩せたって言われるようになりました、うれぴっぴ(照)

300gぐらいどうにかならんのかとお思いの方もいると思うんですけど、私体重はいつも朝起きてトイレ行ってすぐ計る=1日の中で一番体重が軽いであろうタイミングで計るのでマジこれが限界です。2月末までで目標3.5~4キロ減…いける、かな??

前回もお話したんですけど、自分の中ではこの企画延長戦が決定しています。半年でマイナス20kgはさすがに無理だった!!!!チャレンジ失敗です!!!!死!!!!!!

挙式は2月末に家族だけで行うんですが、その後の今年6月上旬でちょうど結婚1周年を迎えるんですよ。そのタイミングで周囲のバンドマンとかDJとか知り合いを集めての1.5次会というか、お披露目会的なものをライブハウス貸し切ってする予定でして。その時までにマイナス20キロチャレンジは延長です。約3か月のロスタイム期間に突入!!長げえわとかいうツッコミはなしな!!!

あと挙式後にすぐ髪切ってブルージュに染めようかとも思っていたんですけど、今のこのナリでやっても自分的に全然納得がいかないので体重がX5キロ切ったら染めにいこうと思います。それくらいまで落としたらこの醜い二重あごは消える…と信じたい…。

 

で、現在のダイエットメニューですが。

最後の追い込みということで糖質制限から最終フェーズのカロリー制限に移行しています。人間1日の基礎代謝量=1日普通に生活してるだけで消費するカロリーというものが決まっていまして、1日の食事量をそのカロリー内で押さえるという基本的なダイエットスタイルでございます。一応細かく三大栄養素の量も決められてて、タンパク質はほぼそのままの150g目標、糖質が60g、脂質が80g以下…とかだったかな?

これ、いまんとこめちゃくちゃ順調です。というのも脂質爆摂取期から食べるのがしんどくなっちゃって、そもそも食べたいご飯の量が減ってるんですよねわたし。基本的に起きるのが朝10~11時でそこから仕事したり活動してて、気が付いたら夕方になって昼食べ損ねたから夜までなしでいいやってなってるんですわ。それで夜ご飯を買いに行って夜21~22時頃に帰宅した旦那と飯を食って寝るという。1日1食生活みたいになってたりするんです。

そういえば人生で一番痩せてた美容部員時代とかそこそこ痩せてた学生時代もわりとこんな感じで、何よりまあまあ外出が億劫なんですよね。基本家にいる時はすぐ外出できる格好じゃないことが多いもんで、ズボラ根性ここに極まれりってかんじ。以前は徒歩30秒の自動販売機や徒歩1分のスーパーまで行くのすら面倒だったのですが、今現在は住んでいるマンションの隣にあるセブンイレブンにいくのも面倒になっています。近くなったら行くようになるかと思えばむしろズボラ度が増す女、それが私だ。旦那にも何度か呆れられています。

 

という感じで食事制限を行っているのですが、このタイミングで私自分の致命的な体質が思っていたより致命的だったことが明らかになりました。食事量を減らせどなんせ!!!!そもそもの!!!基礎代謝量が低い!!!!

20代女性の平均的な基礎代謝量って1210kcalぐらいらしいんですけど、私ジムで計測した数値のマックスでも1184kcalぐらいなんですよね。しかもつい最近挙式までの最終メンテナンスを行うべくブライダルエステにも数回だけ行くことにしたんですが、そこで計ったそれっぽい値だと平均1600kcalぐらいのところ私1400kcalしかなかった…。エステティシャンのお姉さんに若干引かれていたような気さえする。人より1日200kcalも余分に蓄えているんですよ、そりゃ痩せねえわな!!!!!!

原因と理由みたいなのはいろいろあって、もうそもそもどっちが先かみたいなところがあるんですけど、首肩こりすぎ、慢性的に血流の循環不良、お陰でどえらい末端冷え性(今現在も指先が鬼のように冷たい)とかなもんで…。残り1ヶ月半で基礎代謝量を集中的に上げるというミッションが追加されました。

首肩のコリとかむくみの改善はエステティシャンのお姉さんとか整体師さんに任せるとして、私は一旦これからあと2週間で風呂に入った時湯船に浸かる回数を増やそうと思います。これ最強にして最良の手法らしい。

思えばかれこれ旦那と同棲を始めてから、面倒くさかったりガス代や水道代がもったいなくてロクに湯を張ったことなんぞなかったのです。ちゃんとツケが巡ってきている…うう…。

そんなわけで頑張って基礎代謝量上げるぞ~、昨日ちゃんとバブも買ってきたもんね、12個入りのやつ。

バブ ナイトアロマ 12錠入

バブ ナイトアロマ 12錠入

  • 発売日: 2015/09/09
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

筋トレ・ジムに関してなんですけど、実は今通っているプライベートジムのレッスンが1月末までで終わってしまうのです。一旦このジムとはそこでお別れにしようかなあと思います、トレーナーさんめっちゃいい人だったし筋トレもめちゃくちゃちゃんと指導してくれてとってもありがたかったです、がしかしこれ以上継続するにはお値段が高い…。

4~5か月通って結果18万~19万ぐらい使ったかな、退職金のウン分の1が消えましたよ、ですがおかげで10キロ近く痩せられたので感謝の極みでございます。

とはいえ今後もジム通いは続けようと思っています。手に入れたマイカーでちょっと足を伸ばせば24時間営業のジムがあったりするので、そのどこかに移籍しようかなと目論み中。そこで時々自分で筋トレとかランニングしながら、週1ぐらいでパーソナルトレーナー付けたりしたらいいかなって。

以前からちらほら県外のバンド仲間にジム通いはいたんですが、最近わりと近い友人女子にもジム通い始めたっていうジム仲間が増えたりしてわたし嬉しい。20代後半で自分の健康考え始める人が多いんですかね。運動苦手人間だったけど趣味ジム通いって悪くないなって最近思い始めてます、筋トレ教の洗脳が私にも始まっている…。

脂質制限、糖質制限時のおすすめメニューとか、プロテインの情報交換するの結構楽しいですヨ。その周囲の方の中でも、最近同じように結婚式の為にジムに通っていた大学時代の先輩が通っているジムに移籍しようかな~ともうっすら考えています。

 

 

とりあえず半年ダイエット続けてたどり着いた真理は、まじで苦労せずに痩せる方法なんか無え。デブは痩せたきゃ泣き言を言うな。これは数か月前の私に捧げる金言です。

というわけでここからさらに半年ほど私のダイエット記録は続く、かもしれません。6月まではつらつら書き続けるかも、ブログのネタもそんなにないし。

あとウェディングの為に今それこそ美容部員時代ばりの美意識を持っていろいろ着手してんですけど、なんていうかたまにはこういうのめちゃくちゃ楽しいな!!!!!元々美容の美の字も興味なかったんですけど、美容部員経験しちゃってから所謂オンナをアげる為の知識や作業のフル稼働が楽しいのなんのって!!!多分挙式終わってから何したかはブログにでも纏めておこうと思います、今後嫁に行くどこかの誰かの参考になるように。あとお金使いすぎてる自分への戒めとして(死)

東京事変が復活したので個人的ベスト10を語らせてくれ

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復活、本当に本当におめでとうございます。もしかしたら2020年の閏日ぐらいに来るんじゃないかと思っていたのですがまさか年越した瞬間に一報が来るとは思いもせなんだ…

余談ですがついに林檎班に加入してしまいました、ツアーチケットが取れるのであれば全国どこでも厭わないです。札幌であろうと飛んでいきますとも。

あの5人でのアー写が見れただけでも拝むしかないのですが、個人的には刄田綴色を再び表舞台に引っ張り出してくれてありがとうという気持ちがでかい。あんなに腕の立つドラマーがサポートがあるとはいえ表舞台からすっかり姿を消してしまって、島根に帰って釣りをしているのを見ているととても心が痛む次第でありました。

メンバーの中でも華やかな世界に馴染みにくい人なんだろうなあとは思っていて、田舎の暮らしが彼の性に合っているんだろうとも思っていて、何が彼にとっての幸せなのかというのはわからないんだけれど。

それでも私は彼がドラムを叩く姿をもっと表舞台で見たかったんだ…本当に復活ありがとう…

 

という訳で、復活の今こそ皆さんに聞いて欲しい東京事変の個人的名曲ベスト10をご紹介します。かなり悩んだ…ベスト10予備軍曲もいっぱいあったから…なんとか10曲に絞ったんだから…

東京事変あんまり知らない人や群青日和しかカラオケで歌わない方は以下の曲をぜひ聞いてください、東京事変フリークの皆様は酒の肴にでもして下さい。

 

 

1.落日

この曲は東京事変の唯一無二の至宝。最高という言葉すら烏滸がましい。拝むしかない。なぜMVを作らないのかオフィシャル。今からでも遅くないよ!!!

イントロのピアノからキラーフレーズ。心臓の奥を掴まれるような切なさでもう涙が出る…シングルのB面曲ながら東京事変フリークの根強い人気を誇り続けている理由がこの曲にはあるのです。合掌。

修羅場のB面ということはわっちと浮雲加入後すぐのシングルですね。改めてwiki見たらだいぶ紆余曲折あってこのサウンドになった楽曲のようです。ライブ映像とかだと大人辺りの東京事変が良い意味でとても生々しいバンドになっている時期の様相を呈していて趣の深みがすごみ。万が一億が一ライブで聴けたら間違いなく涙腺崩壊&呼吸困難やむなし。

 

2.空が鳴っている

東京事変の名曲は正直落日とこの2曲が個人的には不動です。歳を重ねて東京事変を聴くとどうやら翳りのあるサウンドに指向がだいぶ傾いてしまうようですね。リリース当時から楽曲としてもめちゃくちゃ好きで、余談ですが当時この曲のシングル購入特典で大発見ツアーの徳島公演を私はなんとかぶち当てたのでした。そういえばとしちゃんが謹慎くらったのもこの頃でしたね。

この曲の最後の歌詞の「あきらめさせて」の一言はまさしくキラーフレーズという言葉に相応しい一説だと思っていて。諦めるという動作は本来であれば自主的なもののはずが、それを外部的に託している部分にものすごく念が篭っているように感じるのです。本当なら諦めたくないものを諦めなければならないけれど、自分の力では諦めることができない。夢なのか希望なのか誰かへの想いなのか、他者に無理やり引き剥がしてもらわなければいけないくらいもうどうしようもないところまできているんだろうな。諦めたくないことを諦めなければならない自分への無力さや、それを自ら諦めることすらにできない自身への非力さに対する絶望感まで伝わってくるような、そんな一言なのではないでしょうか。

…とたまには真面目に論じてみたんですけどライブ映像の浮雲さんの髪形が気になってしょうがない、どうなってんのこれ。

そういえばウォーターリングキスミントってだいぶ前に販売終了しちゃったんですね、あのガム好きだったのになあ。

 

3.御祭騒ぎ


私の音楽の好みをご存知の方はわかると思うんですけど、基本的に和のテイストが入った楽曲がかなりストライクなんですわ。というわけで例に漏れずこの曲をチョイスさせてもらっています。夏祭りの湿気を帯びた華やかで色とりどりな情景が浮かんできますね。

東京事変のアルバム単位で見ると個人的には教育が一番印象的な音源かも。ベスト10には入れてないもののクロール、林檎の唄とか好みの楽曲が多いのもありますが。

音源のアレンジが一番好きですがMANGARAMAでも演奏してるんだと思ってこちらのライブ映像をチョイスしております。MANGARAMAの百鬼夜行感がとても好きです。神様、仏様のMVのエンディングとか最高じゃない?

 

4.母国情緒

東京事変の楽曲の中で一番かわいい曲を聞かれたら迷いなくこれを挙げます。かわいい音楽、っていう概念も聞かれることなんてなかなかないと思うんですけど。この曲はピアノソロの猫ふんじゃったのフレーズ引用がとても秀逸ですよねえ、これだけでコロコロした子猫がよちよち歩いてる情景しか浮かばなくなりました。ドラムのフレーズまで子猫の足音に聞こえてきます。はあ可愛い。

 

5.夢のあと


自分の曲の好みにさっきちょっとだけ触れたんですけどもう1つ曲の好みの軸があって、眠りの狭間を歌っているような曲も好きなんですよね。誰にも愛されない時期が長かった私の、誰かに愛される幸せの象徴が『2人の穏やかな眠りの時間』だったんだなと今になって思います。

という流れからこの曲の冒頭のフレーズがとても印象的で、長年私にとっての誰かといる幸せの時間の象徴だったので選ばせてもらいました。余談ですが同じ理由でGO!GO!7188の中で一番好きな曲はこいのうたでもC7でも浮舟でもなく眠りの浅瀬です。

演奏後にとしちゃんがドラムヘッド投げてて笑った。フリスビーか。

 

6.喧嘩上等

この曲をカラオケで歌うと冒頭の口上をセルフで言わなきゃいけないんですよね、そこだけなんとかしてほしいなっていつも思ってます。

林檎嬢のシャウトやノイズの混じった歌い方が好きな方はきっとみんなこの曲は大好きのはず。シンプルに格好いいですよねえ。 

それと、ここまでの記事で皆さんお察しの通り私は同じドラマーというのもあって圧倒的としちゃん推しなので、ぜひMVのとしちゃんの神楽を皆さんに見て頂きたい。幼い頃から石見神楽を踊っているので腕は確かです。ウルトラCツアーの島根凱旋公演で石見神楽を踊った彼の映像はツアーDVDの特典映像で見られますのでお見知りおきを。

ちなみにこのツアーDVDの特典映像はメンバー全員の凱旋公演でそれぞれ行われたスペシャル演目が見られるんですけど、まだ見てない方はぜひ師匠の歌う閃光少女を見て下さい。師匠には失礼ですが爆笑してしまいます。

 

7.電波通信

事変の曲の中でも指折りの鋭くてスタイリッシュな曲だと個人的には思っております。バンド映えする曲というか、リズム隊が映える曲も好みなんですよねェ~。楽曲のテンポがそこそこ速い中で演奏陣のテクニックがキレッキレなのに相反するような淡々とした林檎嬢のAメロボーカルの相対性が素晴らしい楽曲。メロディやフレーズは淡々としているものの、ちゃんと歌おうとするともちろんボーカルも相当技術いるんですけどね。

そんな曲なので、事変のライブって解散前の時期は演出がかなり華やかになってた印象なんですけどこの曲はそんな派手な演出なぞ要らぬ、っていう硬派な感じも素晴らしいです。ほぼ単色しかも白の照明の点滅フラッシュのみというこの演出、その意気や良し。

 

8.修羅場


 東京事変の楽曲の中で一番最高なMVは何かと問われれば間違いなくこの映像を挙げる。メンバーが演奏している姿を映したMVなんで腐るほどある中で単色をモチーフにするだけでここまで差別化ができるもんかと。映像作品としても滅茶苦茶革新的なものなのでこのMVなんかの賞を受賞してた気がするんだけど調べても出てこない…なんだったっけな…私の勘違いか?

モノクロや白をベースにすると人物のモーションやそれ以外の色がとてもよく映えるということで、最近だとKing Gnuの白日のMVがまさしくその手法で評価されてると思うんですけど私の記憶が正しければこの系統の手法のMVとして一番メジャーなのがこの修羅場なんじゃないかな。真っ白な景色の中での紅色の映えること。椎名林檎の本能のMVがセンセーショナルで売れたとか言われてますがこの曲のMVの方がよっぽどセンセーショナルだと思うんですけど。大奥という内容が内容なものですけど一応ドラマ主題歌だぞ?最後30秒くらいは15禁なんじゃないかと思う。けど別に鮮血色ではあれど人体から血が出てるわけでもなしグロテスクな物体があるわけでもなし、それなのになんであんなに白色の世界観に鮮やかな紅色が差し色になるだけでぞっとするんでしょうね。。

 

9.能動的3分間

当時MVでメンバーがムーンウォークしてるのが話題になってたりしましたけど、そんな所より私は林檎嬢がわっちに花束を叩きつけるシーンやとしちゃんの髪にものすごくそっと触れるシーンの方が性癖に刺さります。

そんなMVも素敵なんですがこの曲のライブ版を初めて見た時の衝撃がもう本当にすごくて、敢えてライブ版の映像を貼らせてもらいます。あれは徳島のライブを見に行ったときだったか…。

この曲がぴったり3分間で制作されているのはみなさん周知の事実ですよね、ライブで演奏される時はそれにちなんでほぼ必ず3分間のストップウォッチが演出としてバックに掲げられるんです。ライブでカウントダウンと同時に曲が進行していくのをハラハラしながら見てたんですが、3分間きっかりで曲が見事に終わったことにとてつもない衝撃と感動を覚えたのを未だに鮮明に思い出すことができます。後々普通に考えてみればメンバーはきっとイヤモニでクリック聴いてたでしょうからぴったりに終わらすことなんて訳ないと思うんですけど、音楽を何も知らない人が見たら神業にしか見えないんだろうなあ。

音楽をあまり知らない方向けにもう一個豆知識を話しておくと、この曲が3分間ぴったりということで自ずと楽曲のBPMが120だと計算することができるのです。種明かしをすると、よく言われるBPM・楽曲のテンポというのは1分間に何回拍が取れるかということを表しておりますのでBPM60が秒針の進む速さとぴったり同じというわけ。3分間のみならず分単位きっかりで、林檎嬢のよく用いる手法である頭もケツも余白なしで曲を終わらすにはこの60の等倍のBPMでないと不可能で、楽曲の雰囲気から鑑みてBPM120でQED、という理屈っぽいお話でした。

 

10.三十二歳の別れ

この曲だけYouTubeから動画が見つけられなんだ!まあまあニッチな曲なので当然と言や当然か…。
東京事変が解散したての頃なら絶対ベスト10に入ってない曲なんですけど、一度彼らが解散して8年もの歳月が経った今だから沁みる曲というか。当時学生心に東京事変椎名林檎に憧れていて、彼らの音楽が思春期の形成に影響を及ぼしている人が当時32歳の林檎嬢と同じ位の歳の大人になった今、自分を顧みた時にものすごく響く曲だと思っています。

学生の頃には学生の頃にしかないものがあって、30歳も近くなった今には今にしかないものがあって、どれだけ不安になろうと心配になろうと背伸びをしようと歳を重ねないと気付かない想いや理解できない心情がたくさんあると知って。この曲は大人の儚い諦めと絶望が息づいて成熟したような曲なのかなあと思ってます。特に一番のサビの歌詞が好きで、『情けなくなる』『時代が軋む音』っていう表現に林檎嬢の使う日本語の美しさや的確さが際立ってるなと。語感の美しさは頭に挙げた落日に近い物を感じるよね。彼女が当時あまり表立っていない楽曲だけで使う美しいけれど本人曰くちょっと露骨な日本語の使い方が刺さる人が、所謂椎名林檎フリークや東京事変信者になってたりするんじゃないのかなあ。

 

 

というわけでそんな一東京事変愛好家がお送りした東京事変曲ベスト10でした。

ていうかこれを!書き上げるのに!3日もかかったんだが!!!!気づけばそれだけ熱のある記事になってしまったということで。ていうか更新するブログがいちいち重いんじゃよ私…

止む無くベスト10入りを逃した楽曲は上にもいくつか挙げてますが、他にもハンサム過ぎて、タイムカプセル、今夜はから騒ぎ、金魚の箱、電気のない都市、手紙、女の子はだれでも、21世紀宇宙の子、勝ち戦などなど…候補挙げてりゃキリがないな、駄目だこりゃ。

復活の報で久しぶりにじっくり事変聴いたらやっぱ最高だよなとなりましたとさ。さーてツアー先行応募するぞー。