バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

半年掛けて20kg痩せようとしている私の話①

9月末に約3年半務めた某大手企業を退職する。

そこそこの激務に3年半揉まれて得たものは月収30万円、退職金100万円、社会人としてのスキルあれやこれや、そして20kgの己の脂肪。

有難いことに5年連れ添った相方とも退職3ヶ月前に籍を入れる事ができたのだが、そんな私の前に大いなる壁が立ちふさがった。

そう、結婚式である。

幸いにも親族だけの小さな式にする予定だった為金銭的な問題はそこまで大きくなかったのだが、このままいけば人生最高体重を更新した姿の私が末代まで記録に残ってしまう。

前々職には化粧品の販売員をしていた程度には過剰だった私の自意識はそれを良しとしなかった。

嫌だ、綺麗な自分の姿を写真に残したい。

あと最近ちょっと動くだけでめちゃめちゃ膝が痛い。

そんなわけで私は自分の全生活を掛けてダイエットをする事を決意したのであった。

以下私の結婚式までの半年間の己との闘いを出来る限り記録に残したいと思う。

今現在ダイエットに闘っている方々、これから闘おうとしている方々の何かしらの参考になればこれ幸い。

老舗の焼鳥屋のタレの如く継ぎ足しながら随時更新して行くつもりです。

 

◆1ヶ月目

・記録:19年9月6日(X6.8kg→X3.8kg/Total-3.0kg)

有給消化を控えた私が一番最初にやった事、それはジム探しである。

当初月額7~8000円の24時間ジムに行こうとしたものの、いくつかの理由で踏みとどまった。

最も大きな理由だったのは、そもそもジムに行ったとて私は筋トレのやり方がわからない。

中高と吹奏楽部一本で学生時代スポーツの経験など一切ない上、お家でできる簡単ストレッチなるものを試してみるものの一切正解が分からず挙句の果てに腹筋がなさすぎて背中を痛め典型的な三日坊主と成り果てた前科が数え切れないほどあったからである。

また完全なる自己流の食事制限で糖質カットを幾度となく試みるも、クソ忙しい業務量に忙殺され結果死ぬほどコンビニ飯とラーメンを食う日々に逆戻りした事も数知れず。

そんな訳で些かお値段は跳ね上がるものの、筋トレや食事制限を基礎から叩き込んでもらおうとパーソナルジムなるものに通う事にした。

ひとまず体験プログラムという事で2週間通ってみることに。お値段約2万円也。

 

あと併せて自己流ではあるが、毎日の食事内容を記録してカロリーやら栄養素を出してくれるダイエットアプリもインストールしてみた。『あすけん』というやつである。

なぜなら体験プログラムを申し込んだ際に、ライ〇ップの如く毎日の食事をトレーナーさんにLINEで報告する事が義務付けられたからである。

ちなみにラ〇ザップだと2ヶ月のプログラムが30万円~するが、今回申し込んだパーソナルジムだと2~3ヶ月のプログラムが10万円以下で収まる。ありがとうパーソナルジムS、ありがとうトレーナーNさん。

結論から述べると2週間の体験プログラムを終え、本格的に上記の2~3ヶ月プログラムに通う事になった。

ひとまず1ヶ月通ってみての所見は以下の通り。

 

まず早速体験プログラム申込時に受けた食事指導で、実際のプログラムを受け始めるまでの2週間足らずで普通に約2kg落ちた。これまで増加の一途を辿るしかなかった体重がストンと落ちたのである。正しい食事法すごい( '-' )

今回私がやることになったのは『タンパク質を鬼のように取る(1日140g)』のと『脂質を鬼のように削る(1日40g以下)』の2つ。まず序盤は特に後者。

脂質を削る為そもそも油が多いと簡単に想像出来るもの(脂身のついた肉、ラーメン、調理油、マヨネーズetc.)は食べない。ただそれ以外はわりとOKなのでなんとかなる。

ご飯とかほどほどのお菓子もまあギリOK。お酒もOK。これがありがたかった。

タンパク質の摂取については食事だけでは結構難しいので足りない分はプロテインで補う事に。推奨食材は以下の通り。

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脂質を1日40g以下に抑えるのは意外と意識し始めたらどうにかなったのだが、問題はタンパク質。1日140g取るのは意外と難しい。

1日にコンビニのサラダチキンを毎日5個近く食わねばならない計算である、そう考えると存外にしんどい。

結果私の場合は朝飯と夜寝る前の1日2回プロテイン60gを飲んでいる。ベリー味をセブンの低脂肪牛乳で割るのが好きです。

タンパク質を1日140g取るのに注力し始めた辺りから体重が約1kg落ちた。これを書いてる日の朝今までどうやっても突破できなかったX4.0kgの壁を突破したので小躍りし、この辺りの諸々をちゃんと残そうと思い立ったのである。

 

こういう食事方法も一度分かればこちらのものだが、やっぱりジム行く度に毎回しっかり食事についても助言を貰えるのでパーソナルジム行ってよかったなと思う。

ダイエットも仕事の傾向と一緒で、私の場合きっぱりはっきり目標やタスクの目安を数字で提示してもらうとかなり動きやすくなる。

あとこのリストの中から選んで仕事やってね~って限られた状態でタスクを振られた方が自分のやるべき事が明確に出来てスムーズに動くことが出来る。

自分の脳内でタスクやスケジュールを組んだり自分用のプログラムを組んで、ひたすらその通りに動くのがめちゃくちゃ得意だからだ。

自己流の糖質制限の時は結局どれだけ糖質を削ればいいのかわからなくなってしまったり、アウトな食材とOKな食材が実際の所ぼんやりとしかわかっていなかった、ので何度も挫折したんだと思う。

細かい部分が明確に分かっていたり、わからない事があれば聞ける人がいるとモチベーションがちゃんと保てるのだ。マジで仕事と一緒じゃないか。

 

もちろんジムなので併せて筋トレも指導してもらっている。1回50分のセッションを週に1、2回のペース、という感じ。

結論から言うと私の想像通り、筋トレの基礎から教えて貰うのが大正解であった。自分でもびっくりするくらいに筋肉がないので『ちゃんと筋肉を使う』事がそもそも出来ない。

いろんな筋トレのプログラムを教えて貰うが、本来力を入れるべき所に入れずにやったり、力を入れなくてもいい所に力を入れてしまったりと身体の使い方を少し間違えていると全然筋トレにならないしマジで身体を痛める。

そういう時に横から細かく身体の使い方のアドバイスを貰えるので、パーソナルジム行って一番よかったと思うのはココである。

序盤である今は1個の筋トレのプログラムも10~15回を1セットとかなので、超体力なしの貧弱な私でも全然ついていける。そんなんでいいんだ、と思うレベル。

ただちゃんとまあまあしんどいし翌日、翌々日にはしっかり筋肉痛になる事も多いのでちゃんと筋肉使えてんだなと思うのである。

また週に1、2回というこの回数もミソである。筋肉ってしっかり使った後は数日休養が必要らしい。毎日ジム通えばいい訳ではなかったのか、そんなことも知らんかった。

 

そんなこんなで毎回ジムに行くたびに数値をいろいろ測っているのだが、お見せできる分だけお見せする。

肝心の体重やら諸々はこの悲願が叶った時に全て公開します。

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多少暴れている数字もあるものの、比較的1ヶ月目としては順調に落ちているそう。

体脂肪率2週間で約2%落ちたのもトレーナーには褒められた。これもパーソナルジムにして良かったと思うポイント。

数字の落幅が適正なのかどうかも1人でやっていればわからないのである。

トレーナー曰く私の場合あまりにも筋肉量が少ない為、まずは体脂肪を減らしながら筋肉量を増やして代謝を上げるのが優先。そうすれば自ずと体重が落ちるそう。

これまで運動経験のないトーシロの発想よりはよっぽど説得力がある、トレーナー自身もムキムキだし。

体重自体はそれでも思ったほど落ちていないのでちょっと不安になった時期も正直あったのだが、よくよく考えてみればまだ1ヶ月しか経ってないのである。

3年半掛けて育った脂肪がそう簡単に落ちてたまるか。

さらに言えばそもそも体脂肪率やら基礎代謝量やら骨格筋量やらもこれまで一切気にした事がなかった。

家の体重計はニトリで1000円ぐらいで買った体重しか表示しないものなのだから。

この機会に体組織計買おうかしら。

あと単純に知見のある人から褒められると嬉しいですね。

 

ひとまず1ヶ月通ってみたのですが多分ちゃんと痩せられそうな気がしている、仕事と同じくらいに自分の全生活を賭けてやれているので。

前職の3年半の間そこそこの情熱を掛けて仕事をしていた、と思っている。悔しくて泣く事も沢山あったし嬉しい事も沢山あったし、毎日毎日膨大な量のタスクとノルマに追われ夜遅くまで働く事も正直あまり苦ではなかった。

とは言え引き換えにやはりまあまあストレスは掛かっていて、おかげで体重は20㎏増えたし実は生理なんてここ半年来ていない。

何が言いたいかというとちゃんと痩せようとするとやっぱり多少ストレスは掛かるが(多少の食事制限はあるし運動嫌いなので筋トレはしんどい)、仕事を辞めたとて多少ストレスのかかる生活は意外と嫌いではないかもしれない。

しかし私の場合まあまあストレスかかる事を同時に生活の中に2つも抱えるのはやはり無理だった。ちゃんと働きながらがっつりダイエットできる人は本当に尊敬に値する。

また、周囲の友人には以前から『やるときはストイックにやれる子』とは言われていたものの個人的には全然腑に落ちていなかった。

今回ダイエット始めてちょっと自分のその面がわかった気がする。

齢30前にして自分の新たな一面が見えてきた、いくつになっても自分の内面に新たなものを発見するのは楽しいなあ。