バンドマンの女という概念

バンドマンの嫁に進化しました。幸せです、残念ながら。

お仕事のぐるぐる

明日の朝10時で本業の営業締切です。

が、なんだかなんだかやる気が出ない。かつてないくらい出ない。

私の仕事に対するモチベーションは常に最低ラインを更新している、気がする。

ついさっき本屋で立ち読みした本にめちゃくちゃいい事書いてあった。

「モチベーションは無理に上げようとしなくていいです、そんなものいつか下がってしまうので」

まったくもってその通りです。

 

最近、今の職場の私の立ち位置ってなんなんだろうなあと物凄く考えてしまう。

びっくりするくらいに『出来ない自分』が顔を出すのだ。むしろ私が今『出来てる仕事』なんてあるんだろうか。

出来る後輩がたくさんいる事もあって、自己肯定感低い低いお化けにどっぷり取り憑かれているように思う、ここ1ヵ月ほど。

 

1年前ぐらいまでの方が仕事に対する情熱があったなあ、って。

自分の仕事の正解が分からなくなってきたからかもしれない。

 

少し前の私はお金を出さずにお客さんを幸せにする事に命を掛けていた。

そもそも営業をやりたくなかった私は、相手とお金の話をするのも苦手だ。入社して2年半経つ今でも。

営業マンとしてはポンコツかもしれない、でも、お金を貰う事は本当に最終手段だと思っていた。それまでにできる事があるはずだ、そんな事もせずにお金を貰う事なんてできるもんか。

ひっくり返せば、お金さえ出せばどんなお客さんでも幸せに出来ると信じていたのかもしれない。

 

少しずつおかしくなったのはいつからだろうか。

お金をたくさん出しているお客さんを持ち始めた頃からだろうか。

お金をたくさん出しているお客さんで、満足してくれている人を見ないからだろうか。

お金を出しても、幸せになれない人を見るようになったからだろうか。

私はますますお金の話を自信を持って出来なくなった。

 

それと同時に、お客さんを幸せにする事に幸せを感じなくなった。

なんでだろうな、相手には同じ会社の中に、自分より大切な人間がいるとわかってしまうからだろうか。

長い取引のお客さんが多い一方で、私たち営業のお付き合いは本当に短い。後にも先にも、偉大なる先輩方がたくさんいるのだ。同じ年次になった私には、とうてい超えられない壁ばかりだ。そんなの、私じゃなくていいじゃないか。

この2年半、新しいお客さんを作るのが本当に苦手だった。そのツケが残り1年で回ってきている、と思う。

私しか知らないお客さんだけなら、誰かと比べる事もないのだ。私も、お客さんも。

 

私の仕事は、1年〜2年が一番離脱率が多いと昔先輩に聞いた。

やる事がずっと同じだと気付いてしまうからだという。

それには薄々気付いてはいたけど、耐えられないほどでは無いな、と思っていた。

 

今まで、仕事を辞めたいと思った事は正直一度もない。辛い事は死ぬほどあったけど、やり甲斐のある仕事だと思っていた。

今、辞めるつもりはない。けど、明らかに仕事が面白くない。

自分が力を入れている事が、そんなに評価されていないからだな。多分。

そんでもって、評価されない仕事を悪だとする風潮も強くなってきたからかな。私が上に立ち始めているからというのもあるだろうけど。

 

自分がやりたい事と、会社の方針が離れて行き始めているのも大きい気がする。

つくづく私のやりたい事は金にならない事なのだと。確実に今後も営業には向いていない。

あと2年あったら転職考えたな、来年満期でよかった。私が一番やりたかった事が出来なくなるなんて、そんなの私ここにいる意味なくなるじゃんね。

 

仕事、どうしたら楽しくなるのかなあ。

来年の夏ぐらいに後悔するようになるのかなあ。